弱肉強食

 熱帯魚の水槽のコケ取り用にと、ヤマトヌマエビを10匹ほど買ってきたのが1ヶ月ほど前。
 ふと気付くと、それが2匹に減っている。さては水が合わなかったか、と反省しながら残ったエビを観察していたのだが、ある日恐ろしいことを発見。
 ピグミーグラーミィが3匹ほど、寄ってたかってエビをつついているのである。当然ながらエビは嫌がって逃げ回るのだが、奴らはしつこく追ってはつつき、追ってはつつきを繰り返している。
 ピグミーグラーミィは小さくて大人しいが好奇心が強い。なのでエビの触角や脚が動くのが珍しくてつつき回してるのかと思ったのだが、よく見るとエビのしっぽの部分が一部むしられている。そして奴らはそのむしった部分を集中的に責めている。わたしが水槽のガラスを指で叩いて追い払っても、またすぐ探し出しては寄っていく。
 そして翌日、食い尽くされて腹の部分だけになったエビの死骸が水槽の底に転がっていた。
 残る1匹も数日後に同じ運命をたどって昇天したが、もしかすると他のエビたちも水が合わなかったのではなく、実はピグミーグラーミィに食されてしまったのかもしれない。
 でも、ショップの人にこのことを話しても「初めて聞きました」と信じてくれない。
 ほんとなんだよ、信じてくれよ!

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