ブロッサム、通称ちびころが、床に積み上げてあるタオルの山を制覇しようと狙っている。
最初はよじのぼろうとしていたのだがふと考えを変えたらしく、軽く飛ぶと山の途中にしがみついた。
ところがそこは丁度不安定な所だったらしく、重みでタオルの山そのものがゆっくりと彼女のほうへ崩れだしたのである。あわてたブロッサム通称ちびころは、丁度下りエスカレーターを駆け上る人のごとく懸命に崩れる山を登っていったのだが、とうとうまきこまれてタオルもろとも下に連れていかれてしまった。
……ひょっとして、飛んで逃げれば良かったんじゃないか?
月別アーカイブ: 2005年1月
あられもない 2
あられもない
スケジュールは守って
ブロッサム、通称ちびころを外で遊ばせるのは、いつも夕食の片づけ後と決まっている。
ブロッサム通称ちびころのほうでもいつの間にかそのスケジュールを覚えたらしく、食器洗いが終わりそうだと見ると、カゴの中をそわそわカタコト行ったり来たりし始める(どうして分かるんだろう?)。そして、わたしが台所の電気を消す頃になると、カゴの出入り口の前で文字通り首をのばして出されるのを待ちわびている。
この時、彼女を出さないままふとお手洗いなどに行こうものならさあ大変。「どうして? どうして?」と言いたげな高く切ない呼び声が、トイレの中まで延々追いかけてくる。
弱肉強食
熱帯魚の水槽のコケ取り用にと、ヤマトヌマエビを10匹ほど買ってきたのが1ヶ月ほど前。
ふと気付くと、それが2匹に減っている。さては水が合わなかったか、と反省しながら残ったエビを観察していたのだが、ある日恐ろしいことを発見。
ピグミーグラーミィが3匹ほど、寄ってたかってエビをつついているのである。当然ながらエビは嫌がって逃げ回るのだが、奴らはしつこく追ってはつつき、追ってはつつきを繰り返している。
ピグミーグラーミィは小さくて大人しいが好奇心が強い。なのでエビの触角や脚が動くのが珍しくてつつき回してるのかと思ったのだが、よく見るとエビのしっぽの部分が一部むしられている。そして奴らはそのむしった部分を集中的に責めている。わたしが水槽のガラスを指で叩いて追い払っても、またすぐ探し出しては寄っていく。
そして翌日、食い尽くされて腹の部分だけになったエビの死骸が水槽の底に転がっていた。
残る1匹も数日後に同じ運命をたどって昇天したが、もしかすると他のエビたちも水が合わなかったのではなく、実はピグミーグラーミィに食されてしまったのかもしれない。
でも、ショップの人にこのことを話しても「初めて聞きました」と信じてくれない。
ほんとなんだよ、信じてくれよ!
誰かたすけて

ヒューストンは最近、カゴのすぐ後ろにあるカーテンにぶら下がるのが好きである。
外に出してやるとすぐ自分のカゴの上によじのぼり、そこからカーテンにしがみついてはぶら下がってなにやら遊んでいる。普通はよじのぼって上に行くだろうと思うのだが、なぜかヒューストンにとっては、よじのぼるよりぶら下がるほうが楽しいらしい。
ただ、このぶら下がり遊び、ちょっとした危険もはらんでいる。ヒューストンのカゴには防寒用のビニールシートが貼ってあるので、一旦カーテンに移ってしまうと、戻ろうにも足がかりもくちばしがかりもないのだ。しかも、カゴとカーテンのすき間が10センチくらいしかないため、毛引き防止のエリザベスカラーをつけたヒューストンはすぐ身動きできなくなってしまう。
そしてふと気付くと、カゴの向こうでカーテンにぶら下がったまま、無言で何か言いたげな目をしているヒューストンと視線が合ったりする。
たまーに気付かないままになってしまい、力尽きて床に落ちてなにやらごそごそやっていることもある。
平気なんです
朝。
カゴにかぶせている布を取ると「おはよー」とでも言うように首をのばして見上げてくるぎっくちゃん。
その顔面に、夜の間に布からむしりとったと思われる3センチ近い糸くずがくっついている。
……き、気にならないのか?
パニックしてます
カゴの外に出ていたベルカが、いきなり奇声を上げて部屋中を飛び回り始めた。
カゴの上にとまってはまたびくっとして飛び立ち、床に降りてはびくっとして飛び立ちで、完全にパニックに陥っている。一体何が起こってるのかととっつかまえて調べてみた。
すると、遊んでいるうちにくっついちゃったらしい糸くずをベルカのくちばしから発見。どうやらこれが視界の隅でぶらぶら揺れるのが恐くて必死で逃げ回っていたらしい。
いくら何でもお前気が小さすぎ。
寝ぐせ
インコに限らず鳥類は寝る時に自分の背中にくちばしをつっこむのだが、ぎっくちゃんの場合、起きた後にくちばしのあたりの羽が妙に広がっていることが良くある。
しかも時々、片側だけがアンバランスに広がっていたり、羽が1枚だけ変な方向を向いていたりする。
……寝ぐせ?


