暗いテーブルの下で足をふんばってこっちを見るブロッサム、通称ちびころ。
どうやら人間様がアイロンがけにかまけていて遊んでくれないのが不満らしいが、こっちにも生活というものはあるので無視。
かまってほしいと黙って人間様のそばに寄り添っているブロッサム通称ちびころだが、最近ようやく、ただ寄り添っているだけではいつまでたっても気付いてもらえないということが分かってきたらしい。
床に座って読書やパソコンをしていると、不意に足やスカートにさわさわ……と何かが触ることがある。
驚いて見おろすと、くちばしでそっと足やスカートに触りながら、なにか言いたげな顔で見上げてくるブロッサム通称ちびころと目が合うのである。
犬かお前は。