カゴの鳥

 初公開、移動用キャリーの中のヒューストン。
 そんなつぶらな瞳で見るなよ。

 かなり狭苦しく見えるが(実際狭苦しいんだけど)、なまじ広くて行動の自由があると暴れてぶつかったり、揺れた時に壁に叩き付けられたりした時の衝撃が大きくなるので、狭くて身動きできないくらいのほうがいいらしい。
 そういう意味では一部の鳥蘊蓄本やサイトで言われている「鳥を病院に連れていく時は住んでいるカゴごとのほうが、フンの状態などを先生が確認できるのでいい」というのもいまいち考慮の余地ありだと思う。何よりまわりの人間が邪魔。
 邪魔と言えばついでだが、鳥病院に飼い主以外に旦那とか奥さんとか彼氏とか彼女とか母親とか子供とか「おまけ」がくっついてくるのも、実はかなり邪魔だと思う。
 こういった病院の待合室は狭いのが相場なので、無駄に人が多いと結構大変な有様になる。さらに、えてして旦那とか奥さんとか彼氏とか彼女とか母親とか子供とかは、用もないのに飼い主と一緒に座って待っていたがるので、結果として空いている椅子がなくなり、赤の他人の他の飼い主はカゴやケースを抱えて待合室の隅でちんまり立ってる、などということもざらにある。
 もちろん、運転手とかカゴ持ちとか財布様とか留守番させとくと何するか分からんとか鳥が心配だからついてきちゃったとかいろいろ理由はあるのだろうが、何というか、用がないなら外にいろ、というのが正直な気持ちではある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)