ぎっくちゃんは、掃除機の音を聞くと水浴びがしたくなっている。
ご先祖様が南米出身だけあって、スコールの音にでも聞こえるのだろうか?
いつもなら催促があるとすぐ霧吹きをしてやるのだが、面倒臭いので掃除が終わるまで放っておこうと無視したところ、待ちきれなくなって自分でやってみることにしたらしい。
感心なことに、霧吹きと同じことが水入れでもできるとちゃんと認識している。
……いや、ブロッサム、通称ちびころはどうも認識していないらしいので。
でも結局、じたばたもがくだけで全然濡れないので、見かねていつものとおり掃除を中断して霧吹きしてやった。