雨の進水

 掃海艇の進水式に行ってきた。
 会社はとりあえず半休。
 だって進水式なんて一生にいちど見れるかどうか分からないし。

 待機場所から進水式が行われるドックまでの送迎用バス「キラキラ号」。
 噂には聞いていたが、話にたがわぬすごいバス。

 中型掃海艇395号。
 この時点ではまだ名前はない。

 掃海艇なので、護衛艦などとは比べものにならない程小さいはずだが、こうやって下から見上げるとものすごく大きく見える。

 艦首には飾りとシャンパンの瓶(緑色の)が装備されている。
 横須賀基地の総監が手斧でシャンパンの瓶から出ているロープを切ると、自動的に瓶が船体に叩き付けられて割れ、くす玉が開くしくみ。

 シャンパンの瓶アップ。
 結構いいシャンパンらしい。

 総監他偉い人たちが台上に上がると、進水式の始まり。

 まず命名。

 総監がロープを切った瞬間。

 海に向かって後ろに下がっていきながらくす玉が開く。
 あっという間に行ってしまうのでシャッタースピードがが追いつかない。

 紙テープをなびかせいかにもおめでたくドックの外へ。

 進水完了。ベイブリッジを背景に浮かぶ新掃海艇『たかしま』。
 でも実際に完成するのは2年後。というか、この段階でできあがってるのはぶっちゃけガワだけなのだった。

『たかしま』が出ていった後のドック。
 このレールの上を船が滑っていった。

 で、今日もらった記念品。
 コースターと絵葉書。
 実は今はこの「お尻から海に向かって突入」の進水式らしい進水式ができるのは、こういった小型の艦だけなのだそうな。
 では大型の艦はどうするのかというと、プール式のドックに船体を置いておき、ロープを切ると同時に水が入ってきて船体がつかると進水、という地味なものらしい。

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