熱帯魚ショップで謎の魚を発見
どうやらバジス・バジスの群れの「混じり」で来たらしく、水槽にぽつんと1匹、飾り物に身体を押しつけるようにして身を隠しながら、近付くバジスたちに片っ端から突撃している。
その様子がなんか健気なので、バジスと一緒の3匹1200円で買ってきた。
「混じり」というのは、同種の魚の集団の中に1匹とか2匹とか入って輸入されてくる異種や亜種の個体のことを言う。
熱帯魚の場合、現地採集のものもいまだに多いので、たまにこういったことがある。
時には珍しい物も入っているため、「混じり」を専門にするマニアなんかもいたりする。
これがバジス・バジス。
好奇心が強い上に恐い物知らずなので、文字どおりあっちこっちに頭をつっこんでかぎ回っている。
これが謎の魚。
どう見てもバジスどころかその仲間ですらない。むしろワイルドベタっぽく見える。
行動もバジスとは全く違い、水槽に入れられるや否や水草の影にひそんでなわばり認定、近付く魚に片っ端から脅しをかけるという、臆病なんだか気が強いのか分からない性格。
のんびりと散歩中のベタ・プラカットを警戒色もあらわに追跡。
でもベタのほうは自分が追われていることに全く気づいていない。
うっかり近付いたブラックモーリーに、逃げ腰になりながら胸びれを広げて威嚇。
まあ、個性的な魚のほうが面白いけどね。