それいらないから

 アメリカンチェリーを食べていたら、それを目に留めたブロッサム、通称ちびころが催促をし始めた。
 枇杷や桃のように甘くないからどうだろうと思いながらもちょっとつまんで出してみたところ、一旦喜んでやってきたものの、アメリカンチェリーのどす黒い色を目の当たりにするとぎょっとなって後ずさり。
 それでもしばらく食べようか食べるまいかと悩んでいたが、やがて食べるに値しないと判断したらしく、止まり木に戻って背を向けてしまった。

「なんかイヤな色してる……」
 まあ、気持ちは分かるけどね。

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