水につける

 ぎっくちゃんは良く、餌入れと水入れを往復しながら餌を食べている。
 何をそんなに食事中に水が飲みたいのかと思ったら、飲んでいるのではなく、餌入れから一粒二粒餌粒をくわえて水入れに持って行っては、水につけているのである。
 当然、粒の大半は沈んでしまうのだが、中には表面張力やら何やらの関係で浮いたままになっているのがある。
 ぎっくちゃんはその浮いている餌をちみちみと食べ、なくなると餌入れに戻っていそいそと餌粒をくわえてきては、また水につけている。
 なんでいつもこいつの水入れには異常なほど餌が沈んでるんだろうと思っていたら……。

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