もともとは古くなったインコ蹂躙用ラグに代わるものをと思って始めたキリム探しだが、気付けば妙に購入枚数が増えている。
何か激しく道を誤っている気もしないでもないが、せっかく買ったものなのでとりあえず写真を撮ってみた。
エルサリ部族のモチーフを使ったトルクメニスタン絨毯。
前に買ったキリムが薄すぎて冷えるので結局購入。
つるつるで肌触り抜群。
さらに座布団代わりに購入。ギャッペ(ギャペ)という毛足の長い2センチぐらいある分厚い絨毯。90×60ぐらいの小さな物。
素足で長時間上に立っていても全然足が冷たくならない優れものだが、何しろ分厚いのでしまう場所がない。
夏どうしよう。
事実上蹂躙用と化しているウシャクのキリム。真ん中の麦の穂のモチーフが特徴。
インコどもが出る時にはこれをトルクメニスタン絨毯の上に敷いている。
このキリムは総シルク。
フリンジの部分などまさに「絹」という感じのつやつやきらきらっぷりだが、実はシルクキリムは手入れが難しい上に痛みやすいので実用には全く向かないのだった。
これも総シルク。90×60ぐらいの小さな物。
これぐらいだったら椅子の背とかにかけられそうだが、我が家には実は椅子がない。
シャルキョイと呼ばれる地方の40年物キリム。ちょっとヨーロッパテイストなのが特徴。
年代物だがこれより遙かに安い。
グーチャンと呼ばれる地方のキリム。ちょっとゴザっぽい感触で座るとちくちくする。
まわりの色とりどりの刺繍が手が込んでてきれいだが、裏を見ると毛糸みたいな太い糸でやってあるのでびっくり。
チュニジアのキリム。白いのはガゼルでとってもかわいい顔をしている。地元でも人気らしい。
40×30ぐらい。
パソコンの前に敷いていたらぎっくちゃんが来なくなった。
本棚の前用。70×40ぐらい。
台所の流し前用。これも70×40ぐらい。
購入して2ヶ月足らずで焼きたてのハンバーグを上に転がしてしまい、洗濯する羽目になった。
そういえば高級絨毯の象徴(?)みたいに書かれる「足が沈むような絨毯」だが、いろいろ絨毯を見てると、実はその表現ってあまり合ってないっぽいのではという気がしてきた。
絨毯の厚みや毛の長さというのは、高級低級ではなくて単なる織りかたの特徴のひとつにすぎなくて、たとえばトルコのスルタン宮殿に敷いてある絨毯は皆毛足が短いものだし、ヨーロッパでもいわゆる高級と言われて珍重されるのはトルコやペルシャのやっぱり毛足の短いものが多い。
重い絨毯ほど良いと言われるのは確かだが、これは織り目が細かくてその分多くの毛が使われている絨毯が良いためであって、厚さや毛の長さはあんまり関係ない。
要するに、高級絨毯といっても千差万別であって、それをこれしかないというように「足が沈むような」としか表現しないのは、逆に高級絨毯を知らないと取られてしまうことにもなりかねない可能性もあるかもしれない。