気になる存在

 プリンタの上にいるぎっくちゃんを撮ろうとCaplio GX8を寄せたらこの始末。
 下に一体何があるというのだ。


 どうもぎっくちゃんはGX8が気になって仕方ないらしい。
 構えれば構えるですぐちょっかいを出してくるし、置いてあるのを見つければこんな風。

 手のひらサイズで色味のやや明るい(といっても紺だけど)PanasonicのFX7に比べて、大きくてごつくて黒々としたGX8はどうかするとインコどもから恐がられがちなのだが、ぎっくちゃんにとっては何か不思議な魅力を感じる物体のようである。

しょんぼりぎっく

 水浴びの直後、カゴの掃除に乗じて外に出てしまったぎっくちゃん。
 ところが、濡れた羽が重くて飛べないし、気持ち悪いし、人間様は掃除に夢中でかまってくれないしで何だかしょぼん。

 でも素直にカゴに帰るのはイヤで30分ぐらい頑張ってました。

一計を案じる

 どうも警戒して「森のおうち」に入ってくれないぎっくちゃん。
 結構高かったので人間様としてはぜひ使ってもらいたい。
 そこで、ぎっくちゃん愛用のキーボードカバーを上にかけて誘ってみた。

 だまされてる、だまされてる……。

 でも何かが変だとは思うらしく、後ろに回ってみたりしている。

ひゃっほう

 こんな時間に書いてる人間様もいいかげんひゃっほうですが。
 まあいいか、休みだし。
 電源コードからぶらさがってご機嫌のぎっくちゃん。

 サザナミインコという種類は、どうやら足の力が強いらしい。
 見た感じも身体に比べて大きくてがっしりしているし、指にとまるにしても、ブロッサム、通称ちびころが割と乗っかるような感じなのに対し、ぎくちゃんはしっかりとつかんでいかにも「握ってます」という感じ。
 だからこんなさかさ降りなんて芸当ができるのだろう。

森のおうち

 もぐるのが好きなぎっくちゃんに、オモチャを買ってあげることにした。
 その名も『森のおうち』。

 何だか自衛隊のテントのような外観。意味もなくごてごてとくっついている葉っぱや花のアップリケ(?)が涙ぐましい。
 気に入ってくれるかな?

「…………」
 どうやら警戒しているらしい。

ぼんやりぎっく

 何やら人間様には想像もつかない深遠な思索にふけっているらしいぎっくちゃん。
 いつまでたっても身じろぎひとつしないので、同じ写真しか撮れない。

 考えている。

 考えている。

 まだ考えている。
 次に生まれてくるとしたらインコか猫がいい。
 もっとも、インコは毛引きになったり何だりとインコなりに悩みがあるようだから、やっぱり猫だろうか。
 実家の猫を見ているとつくづくそう思う。
 まあ、生まれ変わるにはまず死ぬのが必須な訳ですが。

掻かせてちょうだい

 最近、ぎっくちゃんは気が向くと頭を掻かせてくれるようになった。

 ちょっとカメラを気にしながらも……

 うっとりしてきました。
 一方で、気が向かない時には指を出しても顔をそむけて絶対に触らせてくれない。
 それどころか、いきなり愛の吐き戻しを始めたりする。
 ……いや、そういうつもりじゃないんですけど。