熱帯魚を買うと、お店では保温のために魚入りのビニール袋を新聞紙でくるんでくれる。
この新聞紙が実は結構面白い。なぜか4大紙はあまりなくて、いちばん多いのがスポーツ新聞(さすがにエッチページは使われてないが)。あと、珍しい所では、ペット新聞(業界紙?)、海外の情報紙らしい英語(だったか?)の新聞、地方新聞(東京で?)、赤旗、などなど。
なんだか未知の世界を見るようで、帰って魚を水槽に入れた後、ついつい広げて読んでしまったりする。
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弱肉強食
熱帯魚の水槽のコケ取り用にと、ヤマトヌマエビを10匹ほど買ってきたのが1ヶ月ほど前。
ふと気付くと、それが2匹に減っている。さては水が合わなかったか、と反省しながら残ったエビを観察していたのだが、ある日恐ろしいことを発見。
ピグミーグラーミィが3匹ほど、寄ってたかってエビをつついているのである。当然ながらエビは嫌がって逃げ回るのだが、奴らはしつこく追ってはつつき、追ってはつつきを繰り返している。
ピグミーグラーミィは小さくて大人しいが好奇心が強い。なのでエビの触角や脚が動くのが珍しくてつつき回してるのかと思ったのだが、よく見るとエビのしっぽの部分が一部むしられている。そして奴らはそのむしった部分を集中的に責めている。わたしが水槽のガラスを指で叩いて追い払っても、またすぐ探し出しては寄っていく。
そして翌日、食い尽くされて腹の部分だけになったエビの死骸が水槽の底に転がっていた。
残る1匹も数日後に同じ運命をたどって昇天したが、もしかすると他のエビたちも水が合わなかったのではなく、実はピグミーグラーミィに食されてしまったのかもしれない。
でも、ショップの人にこのことを話しても「初めて聞きました」と信じてくれない。
ほんとなんだよ、信じてくれよ!
えび
実は会社のデスクでエビを飼っている。
ハワイ産の小さな赤いエビが5~6匹、海草と共に小さな容器に入った『HOLOHOLO』という商品で、ウリはたまに人工海水を加えるだけでOKのメンテナンスフリー。東急ハンズやLOFTでも扱っている。
これを買ったのは去年の5月。当時はやっぱり5~6匹エビがいたのだが、いつしか1匹減り2匹減り(死ぬと他のエビが跡形もなく食べてしまう)、とうとう半年くらい後には1匹が残るだけになってしまった。
しかも残ったエビはといえばいちばんひねこびた小さな奴で、何かといえば仲間に追い払われ白くなって隅っこに縮こまっていたようなの。これはもう駄目だなとわたしも半ばあきらめ気分で様子を見守ることにした。
ところが、仲間が全部死んだことで広いスペースと食料を独占できたためか、このひねこびエビはその後みるみる元気になっていったのである。そして脱皮を繰り返し、1年半になろうかとする現在では立派な赤いエビに成長、容器の中で悠々と毎日を暮らしている。
んー、生命ってすごい。