終わらない生態系


 エビが消えてはや数ヶ月のHOLOHOLO。
 夏を越したというのに、水は全く痛んだり腐ったりする気配もなくきれいなまま。
 壁にはえてる藻も増えるでも減るでもなく、さらに良く見ると、今でもプランクトンらしき小さなものがいくつも元気に泳いでいる。
 どうやら、エビを必要としない別の生態系がこの中で成立しているらしい。
 ……困った、捨てられない。

またワールドコン

 特撮の分科会企画に参加してたら、隣の企画のゲストのはずのデイビット・ブリンがいきなり入ってきた。
 しばらくけげんな顔をしていたが、やがて間違いに気付いて「ゴメンナサイ!」と逃げていった。
 かわいかった。

 みっしりと釘が植わった上に横たわっても、体重が分散されるので怪我をしないという「釘ベッド」実験。
 横たわってるのは主催した人。企画のためとはいえご苦労様です。

 ボウルをふたつぴったり密着させて空気を抜くとはずれなくなるという「マグデブルグの半球」実験。
 この後大人と子供合わせて20人ぐらいが廊下で引っ張って、やっとはずれた。

 やっぱりいたクリンゴン人。

そしてワールドコン

 スターバックスのテラス席で朝食を食べていたら、鳩が数羽やってきてそばをうろつきはじめた。
 どうやらおこぼれを期待しているらしく、ものほしげな目でじっとこちらを見上げたりするのだが、とりあえずは無視する。

 未練げにそばで背を向けてふくらんでいる鳩。
 インコどもで見慣れているので、それぐらいのアピールではびくともしない。
 土日にはいったせいか、男女ともにいわゆるオタク系の日本人参加者がどっと増えた。
 まあそれは仕方がないが、同時にほのかに異臭のする参加者が次第に増えてきたのが少々閉口させられるところ。
 そういえば、父子連れで参加して、オタク父のほうが企画に夢中、子供が退屈しきってぐずると(小松左京の企画では無理もない)ちゃんとしてろと叱っていたりする。
 なんのために子供を連れてきたんだと内心で思わないでもない。

 おとといそのへんのじーさんと間違えてしまった小松左京。
 左側の女性は小松左京のマネージャー。小松左京を苦もなくあしらう敏腕女史。

 こんな企画はいやだ……。

 おみやげに各種「横浜名物」が売っていたが、はっぴとか変なマスコットとかそこかとなく一般向けから離れたものばかりのような気がする。
 それはともかく、横須賀出身者としてはかなり納得できないのがこの「横浜名物ペリーチョコ」。
 はっきり言っておくが、ペリーが来たのは横浜ではなく横須賀である。

今日もワールドコン

 今日は2日目。
 今日明日と、ホテルに泊まって参加している。
 実は通える距離なのになんでわざわざ泊まるのかという話もあるが、SF大会の時は、普段なら絶対泊まれないような高級ホテルに団体料金で安く泊まれるのである。
 今回も、横浜の海が良く見えるホテルで贅沢ライフを満喫中。

 会場風景。
 なんかもう普通に日本じゃなくなってる。

 大人も子供も大喜びの液体窒素実験企画。
 フィラメントだけにした電球を液体窒素に漬けてスイッチを入れると、普通につきますという実験。

『スター・トレック(宇宙大作戦)』のジョージ・タケイ。
 なにが信じられないといって、これでとっくに60才過ぎてるということが信じられない。
 しかし、英語のできない日本人が無理してバイリンガル企画をすることほど痛々しいものはない。
 今日やっていた、とある日本の伝統技術について師匠から話を聞くという企画がまさにそれで、普通に同時通訳を連れてきて師匠の日本語を訳させていけばいいものを、何をはりきったのか主催者が解説からパワーポイントの資料から全て自ら英語でやろうと試みたらしい。
 ところがこの主催者、肝心の英語力はといえば高校生程度のものしかなく、しかも舞い上がりやすいタイプのようで、説明は時制から何からめちゃくちゃなブロークン英語、ちょっと複雑な単語になると電子辞書で確認しないと分からず、英語でつっこみが入るとすぐしどろもどろで口ごもってしまう。もうあまりひどいもので、見かねたらしい手伝いのスタッフが遙かに達者な英語でフォローに入るのだが、そんなになってもなお自分が解説をしたいらしく、スタッフの英語の合間にしきりと口を挟んでくる。
 結果、外国人参加者は訳の分からない片言の説明ばかり聞かされて混乱、解説者が英語にばかり必死になったために日本語のほうがおろそかになって日本人参加者も混乱、肝心のゲストはその混乱に巻き込まれて予定していた半分の話もできないと、悲惨なことになっていた。
 企画そのものは興味深い分野だっただけに、かなり残念。というか、なんで誰もこの主催者の無茶(というか無謀)を止めなかったのか。

今日からワールドコン

 今日からパシフィコ横浜でワールドコン(世界SF大会)。
 初日なのでめぼしい企画もないのだが、何だったらみなとみらいで買い物すればいいしと行ってきた。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)が展示していた地球深部探査船『ちきゅう』の模型。取りあえず正面顔。
 実物は長さ210メートル、総トン数57,087トンの戦艦大和とためをはれる大きさ。
 他にもビデオ上映やパンフの配布、3時間に渡る企画など、今回JAMSTECはとっても力が入っている。

 ディーラーズルーム(即売コーナー)の円谷プロ直販コーナーにいたバルタン星人。後ろにはウルトラマン。
 他にも天野喜孝原画展とイラストレーターのアートショーや、コミケのパンフを延々展示したコミケinワールドコンとか……。

 オープニングの挨拶にいきなり登場した中田宏横浜市長。

 挨拶が終わって人力車で去る中田市長。
 さらに、来るんじゃないかと思っていたらやっぱり麻生太郎前外務大臣、現自民党幹事長から祝電が来て会場は爆笑の渦。
 でも外国人はなんでこんなに受けているのか分からずキョトンとしていた。
(麻生氏はマンガ好きで一部オタクから絶大な支持を集めている。実はポンキッキの制作で有名なSF作家・翻訳家の野田昌宏氏のいとこでもある)
 そういえば、歩き疲れて会場内ロビーで一休みしてたら、近くの喫煙室に車椅子のじーさんがいた。
 こんなじーさんでも来るんだなあと思って見てたら、小松左京だった。
 ……まあSFコンベンションでは良くある話。

週末の流血

 夕食の支度をしていたら、包丁で左手の親指のつけ根にざっくり切り込みを入れてしまった。
 最初は絆創膏でどうにかなるかと思っていたのだが、なんだかどうにもならなそうなので近くの病院の救急外来に行って4針縫われて帰ってきたのだった。
 帰ってきたら夕ご飯はさめてるし麻酔が切れてきたら妙に痛いしビビは包帯を恐がって逃げるし(でも他の3羽は平気)、ちょっとアンニュイ気分なこの週末。
 

 びくびく。
 ちなみに、1週間ぐらいで抜糸できるらしい。

日曜日の昼下がり

 涼しいので網戸にしていたら、中のインコどもに興味を惹かれたらしく、野良猫がのぞきにやってきた。
 人間様と目が合ったらすっと姿を隠したので、そのまま逃げたのかと思っていたら……。

 見えない所で座ってくつろいでるし。
 嫌がらせに写真を撮りまくったらようやく去っていった。

顔黒文鳥

 むしられマメを買ったショップにいた文鳥。

 変な顔。
 ちなみにこれが普通の文鳥。

 このブログでは初公開、今は亡きちびっこ。
 顔が黒い文鳥がいると話には聞いていたが、実物を初めて見た。
 ちなみに、こんな顔なのは若鳥の間だけで、1回換羽するともう普通になってしまうらしい。
 ……顔が黒いと文鳥っぽくなくてやだなあ。

アップデート失敗

 ブログをアップデートする際に、うっかり2005年12月10日時点のバックアップのデータを、現在のデータに上書きしてしまった。
 お陰で設定などが全部過去に巻戻り、さらに2005年12月分の11日~31日分の日記ログが電子の彼方へと消滅。
 幸い、ログの損失はこれだけで済んだが、何しろ設定が2年前のものになっちゃっているので、現在のログデータと噛み合わず、表示がしっちゃかめっちゃか。
 そんなわけで、自分のうかつさを激しく悔やみつつ、復旧作業にいそしんでおりました。
 消滅した分以外は元通り読めるようになっていると思いますが、もしかするとまだ不具合があるかもしれません。
 見つけたかたは、ご一報いただけると幸いです。

 人間様の苦境をよそに、鳥どもは相変わらずです。

バランスのいい魚

 むしられマメと同じ日に我が家にやってきたなんとかテトラ。

 1匹350円。
 ちなみにむしられマメは値引き後価格で12,000円。
 こんな細長い体型だがバランス感覚が抜群。
 むなびれをぴんと立てて、すました顔で水草の上やらエアチューブの上やら、いろんなところに止まっている。
 ついでにホバリングも得意。