噛みたいコビビ(仮名)

 とにかく目に付くものはなんでも噛んでみたいさかりのコビビ(仮名)。
 
 底の敷き紙もこのとおり。
 あーあ、引きずり出しちゃって。
 手なんかも、最初は甘噛みしておいて、段々力を入れてくる。
 どうやらいっちょまえに様子を伺いながらやっているらしい。
 と思ったらこっちにも噛んでる人が。

「およちゃんもかまって!」
 ごめんごめん。

うんどうしなくちゃ

 コビビ(仮名)ははっきり言ってデブである。
 ショップの人も「こんなにデブにしちゃってすみません」と言ってたぐらいで、見た目にも明らかにビビより太い。
 当然、このままでいいわけがないが、換羽の最中でエサを減らすこともできないので、とりあえずオモチャを入れて運動させることにした。
 まだ子供(生後3ヶ月ぐらい)なせいか、初めて見る物も恐がらずに好奇心満々で寄っていくので楽。

 とりあえずはビビ用にストックしてある囓り木コーンにトライ。

 そんなコビビ(仮名)が気になって仕方がないビビ。
 お兄ちゃんになれるかどうかはお前次第だぞ。

ビビちゃんのおともだち

 ……になれるといいなあ。

 マメルリハのファローという色。
 眼が赤いがアルビノでもルチノーでもなく、ちょっと抹茶っぽいくすんだ黄緑色をしている。
 眼の後ろと翼が青いのでこれはオス。
 あまりの気の弱さに他のマメルリハとの同居にドクターストップがかけられているビビだが、やっぱり仲良しを作ってやりたいなあと考えていたところ、オークションで発見した。
 ぎっくちゃんを買ったのと同じショップで、価格1万円。
 ファローでこの値段は破格、というかむしられマメだったビビより安いってどうなのと思って現物を見に行ってみたら、やっぱり手乗り崩れの売れ残りだった。
 でもそこそこ大人しいし、噛み癖もないようだし、何より小さいのでビビと合わずに別居する羽目になっても場所を取らない。というわけで購入に踏み切った。
 家に連れて帰って新しいカゴに入れたらしばらくブルブル震えていたが、頭を掻いてやったら落ち着いたらしく、今はぶら下がって羽づくろいしたりしている。

 ……ってちょっと待て。
 なんかまた変な鳥を買ってしまった予感。