ヒューストン死去

 今日は陸自の仙台駐屯地の資料館を見学して夜に帰宅。
 そうしたらヒューストンが死んでいた。
 死後硬直していたので、少なくとも半日か1日前に死んだらしい。
 家を出る時は元気で、餌もちゃんと食べていた形跡があるので、もしかすると何かのはずみに痰が気管に入って窒息したのかもしれない。
 正直に言うと、どこかほっとした気分もある。
 脚の麻痺やなかなか治らない風邪など、去年の夏から延々病院通いが続き、その度に注射や強制給餌、点滴など、ヒューストンもつらかったし人間様も重かった。
 ただ、どこまでも頑張る意志を捨てておらず、また人が好きだったヒューストンを、こんな風に看取ることもないまま淋しく逝かせてしまったことは後悔している。

毛刈り

 鼻の穴丸見え。

「見ないでよ」
 鼻水が固まって鼻の穴がつまってしまうので、右の鼻のまわりだけ毛刈りをされてしまった。
 あまりの間抜けな姿に、診察室で思いっきり爆笑してしまったのはここだけの話。

閉じた世界

 なかなか鼻風邪が治らないヒューストンは、とうとうネブライザーをされることになった。
 人間の場合は鼻や口に吸入器を当てて吸い込むのだが、当然ながら鳥は大人しくそんなことをやらせてくれなんかしないので、密閉したケースに丸ごと入れてそこに薬の蒸気を満たす燻煙方式となる。
 この密閉したケース、要は密閉できれば本当になんでもいいらしく、動物病院ではプラケース、カブト虫なんかを飼うあれとサランラップを使っていたりすることも多い。
 ……まるで冷蔵庫に入れられる残り物みたいにプラケースに入れられ、上をサランラップでふさがれ、おろおろした顔でこっちを見るヒューストンはかなり面白かった。

ヒューちゃんのビニールハウス

 ヒューストンのカゴの保温にこれまでは20Wのヒヨコ電球を使っていたのだが、それでは足りないと先生に指摘されて40Wにバージョンアップ。
 ついでにカゴの前面にビニールをたらして冷気と暖気が入れかわらないようにしてみたのだが……。

 ……なんか独房から外をうかがう囚人みたい……。

 そしてこっちにはあらゆる意味で対照的な人が……。

あなたのためだから

 新年早々ヒューストンは風邪をひいたらしく、ぷしゅん、ぷしゃんとくしゃみをしている。
 餌は良く食べているしカゴの中はヒーターであったかくしてあるのでまあ大丈夫とは思うのだが、念のために保温力の高いおやすみカバーをかけてやった。

 どうやら暗くされたのが大変不満らしく、ずっとこうやって貼り付いてアピールしている。
 それじゃなんにもならんじゃないか。

毛引き再び

 最近、またヒューストンの毛引きが復活してきた。
 そういうことに気が向くぐらい身体が良くなったということではあるのだが、当然ながら全く嬉しくない。

 こうやって自分のお腹にじっと注目してる時が危ない。
 まあ今の所たまーにしかやっていないので、とりあえずは病院の先生ともども放置の方向で一致。
 しかし、いちど癖になると治らないのは、人間も鳥も同じだね。

空中生活

 最近は1日の半分以上を金網にぶら下がって過ごしているヒューストン。
 床に降りるのは餌を食べる時と寝る時ぐらい。しかも下手をすると、ぶら下がったまま居眠りしていたりする。
 見ている分には苦行っぽいのだが、インコに自ら苦しみを求める思想はないと思われるので、きっとこれがいちばん楽なのだろう。

 のび~。
 ……と思ったが、そういえばヒューストンは自分で自分の羽を抜くという苦行癖があったんだった。