それくれるんでしょ?

 ビビリのくせにずうずうしい所のあるビビは、人間様がヒマワリの種を持つと自分にくれるために持ったのだと思うらしい。

 ありがと。
 あまりに当然の顔をして持っていくので、たまに意地悪して殻だけになったやつを手に持ってみる。
 それでもやはり取っていくのだが、取っていった後で「あれ?」という顔になって、くわえたままもぞもぞ確かめている。
 取っていく前に気付け。

寂しくなっちゃう

 床でヒマワリの種をむさぼるビビを腹ばいになって眺めているうちに、人間様はうっかり眠ってしまったらしい。
 投げ出していた手に何か触ったのでびっくりして目を開けたら、いつの間にかビビが乗ってきて心細そうな顔でこっちを見つめていた。
 どうやら、人間様が急に動かなくなったので不安になっちゃった模様。
 ……まあ、持って生まれた性格だから仕方ないけど、もう少し気を大きく持てないものかねこの鳥は。

実録いじわる

 ティッシュを見ると寄ってくるビビに、ちょっといじわる。

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 WMVファイル 2.81MB(14秒)
 でも、本人は何をされたかいまいち良く把握できていないらしい。

実録夜中の破壊行為

 草木も眠る丑三つ時。
 触れてもいないのに謎の振動に襲われる鳥カゴ。

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 WMVファイル(8.63MB 35秒)
 ……囓る物なら他にたくさんあるのに、なんでそうおやすみカバーの内側に固執するんだろう?
 まあインコだからしょうがないのかもしれないけど。

夜食べると太るから


 遊び疲れてそろそろ眠くなってきたビビ。
 臆病なビビは、カゴにおやすみカバーがかかっているうちは、絶対に餌を食べない。
 多分闇の中を餌入れまで移動するのが恐いのだと思うのだが、人間様が寝坊したりした時など、お腹をすかせたままじっとカバーを開けてもらうまで待っているので困る。
 今日も人間様は胃が痛くて会社を休んだのだが、夜6時ごろになってようやく復活して起き出し、かけっぱなしだった鳥どものおやすみカバーをとってやったところ、ビビの奴は昨夜寝かせる前に入れ替えた新しい餌に全く手をつけていなかった。
 つまり、カバーがかかっていた間中……昨夜からほぼ1日絶食状態だったことになる。
 ……命に関わるほど臆病なのもどうかと思う……。

背水の陣

「背水の陣」は守りの布陣だと思われることが多いけど、実はものすごく強力な攻撃陣なんだそうな。
 何しろ下がれば水に落ちるしかないから、死に物狂いで前に出ようとする。
 だから背水の陣を取った敵を相手にする時は用心したほうがいいらしい。
 福田総理は就任時に、自分の内閣を「背水の陣内閣」と言っていたが、そう考えると、今回の辞任も、一般で言われているような「逃げた」とか「投げ出した」とかではなく、今の追いつめられた政権運営の道を切り開くためにあえて捨て身の攻撃に打って出たということなのかもしれない。
 失敗したら今度こそ自民党は沈んでしまう、まさに背水の陣。

 で、これはカメラに向けて背水の陣を取るビビ。

帰ってきたよ

 もぐりオモチャに夢中で鏡の存在をすっかり忘れていたぎっくちゃんだが、最近になってまた思い出したらしい。
 何かというと人間様の頭に飛んできてはしがみつき、鏡のところへ連れていけと催促する。

「久しぶり……」
 ちょっと思うんだけど、鏡の中と外から人間様をじっと見つめるのやめてくれない?

意外な才能


 かまってほしいけどカメラにちょっと緊張。
 鳥どもから見えない位置で片付けをしていたら、物音は聞こえども姿は見えずの状態に不安になったのか、ブロッサム、通称ちびころが呼び鳴きを始めた。
 ところが、声を良く聞くと彼女のカゴではない方向から聞こえてくる。
 別にカゴの外に出しているわけでもないので不思議に思ってのぞいてみたら、ビビがブロッサム、通称ちびころの声で一生懸命鳴いていた。
 ……意外な才能にちょっとびっくり。