ヒマワリの恐るべき魔力

 相変わらず手には頑として乗らないビビ。
 そこでまた、ヒマワリを使って釣ることにした。
 くちばしが届かない場所にヒマワリの種を見せ、ほしくてほしくて右往左往するビビの前に指を出す。
 そして、指を踏み台にしてヒマワリを取っていったらそのままあげるということを繰り返すこと数度。
 すると例によって「指に乗ればヒマワリがもらえる」という図式がビビの頭の中で完成したらしく、指を見せるだけでこのとおり。

 ヒマワリあなどりがたし。

 でも何か騙されたような気はしているらしく、さかんに足元を気にしている。
 人間様も何となく、この数ヶ月の苦労がむなしくなってはいる。

逡巡


 無表情に見えるが、実は掻いてちょうだいとやるかやるまいか微妙に迷っているブロッサム、通称ちびころ。

 結局掻いてもらうことにしたらしい。
 ところで、今月末に横浜で世界SF大会があるので、夏休みを取って参加することにした。
 なんでも参加者の3人にひとりが外国人とのことなので、それじゃあ少し英語でもやるかと単語CDを購入、通勤電車の中で聞いているのだが、なぜかいつも途中で寝てしまう。
 おかげでいつまでも同じ単語を繰り返しやっているのだが、どうにかならないものだろうか。

囓れる物見台

 同じ囓り系ということもあり、インコのオモチャはハムスター用で代用できることが多い。
 最近割り箸粉砕にはまっているビビに、それでは思う存分囓ってもらおうと、ハムスターの囓り木を取り付けてみた。

 こんな感じ。
 囓りやすいようにくぼみや筋がわざわざついている親切構造。
 すると、ビビは暇さえあればここにとまって人間様を眺めるようになった。

 何を見ている。
 どうやらビビにとっては、囓るより物見台としての価値のほうが高かった模様。

ミニサイズヒマワリ

 ビビが食べているヒマワリの種。
 実は普通のヒマワリより小さい小粒ヒマワリなのである。

 左が普通ヒマワリ。右が小粒ヒマワリ。
 1キロ単位で買ってしまったので、ビビだけでなくブロッサム、通称ちびころにも普通ヒマワリと混ぜておやつにしているのだが、殻が割りやすくていいらしく、ブロッサム、通称ちびころもこっちのほうを良く食べている。
 ちなみに、ビビに普通サイズのヒマワリを与えてみると……

 くわえるだけで精一杯。
 小さいって大変だな。

素直じゃない子

 最近素直でないブロッサム、通称ちびころ。

 呼んでも来ないくせに、知らんぷりしているといつの間にか人間様に寄り添っている。
 じゃあ掻いてやるかと指を出すと、とことこと逃げていってしまう。
 そして少し離れたところから、じっとこちらを見つめている。
 人間様が何かとビビをかまうので、彼女なりにやきもちを焼いているらしい。

実録間違った条件付け

 どうやらビビは、テーブルの上に降りるのが恐くてたまらないらしい。

 大好物のヒマワリの種で釣っても、右往左往するだけで降りられないビビ。
(クリックするとムービーが始まります。WMVファイル 2.4MB 13秒)

 仕方がないので割り箸で橋をかけてやってヒマワリを取らせ、少しずつテーブルに慣らそうと画策。
 するとすぐに割り箸を伝ってヒマワリの所まで来るようになったビビ。
(クリックするとムービーが始まります。WMVファイル 2.0MB 10秒)

 そして、割り箸を出すといそいそと乗ってきて、何か言いたげに人間様を見るようになったビビ。
 どうやら今度は「割り箸に乗ればヒマワリがもらえる」と覚えてしまった模様。
(クリックするとムービーが始まります。WMVファイル 2.3MB 12秒)
 ……やはり、世の中は思い通りにいかないものである。