あそビビ

 囓り系オモチャが好きらしいビビ。
 藁を編んだオモチャを一生懸命噛んでいる。

 こういう姿はぎっくちゃんに似ていなくもない。
 このオモチャ、輪っか状のものを止まり木に通してあるだけなので、噛んでいるとどうしても回っていってしまう。
 そこで、同じ場所を囓っていたいビビは、オモチャを片足で押さえて体重をかけ、動かないようにして囓っている。
 が、何しろ身体が小さくて軽いので踏ん張りがきかず、時々バランスを崩してオモチャと一緒に回ってしまっている。
 ヒューストンは同じオモチャをあっという間に粉砕してるのにねえ。

ブルータス、お前もか

ブロッサム、通称ちびころが良く宙を見ながら固まっているので不思議に思っていたのだが、やっぱり我が家には何か人間様に見えないものがいるらしい。

 出してやろうとカゴを開けたら、身じろぎもせずに何かを凝視しはじめたビビ。

 20分経過。

 30分経過。
 ……何がいるのかすごく気になる……。

はじめてのおそと

 むしられマメことビビをカゴの外に出してみた。
 カゴを開けてやったら、自分から外に出てきて飛んだはいいが、実はこの鳥、風切り羽もほとんど全部折られた状態。当然飛べずに床にぽとん。
 仕方がないので、半分びくびくしながら床をうろつくことにする。

 ヒューストンのおやすみカバーに興味を示すビビと、どうしたらいいか分からずただ眺めるブロッサム、通称ちびころ。
 いきなり襲いにいかないのは感心といえば感心。
 ところでこのビビ、つかまえて手の中に抱っこしてやると、そのまま暴れもせずに大人しくおさまっている。
 安心してるのか我慢してるのか良く分からんが、とりあえず、カゴに戻す時に追い回さずに済みそうなのはありがたい。

暖かい日はお水を浴びよう

 やっと暖かくなったので、水浴びをしたくなったらしいブロッサム、通称ちびころ。
 しきりに水入れの前でうろうろしてるので、異物投入防止用のフタをはずしてやった。
 それにしても良く考えると、こういう水入れが市販されているということは、鳥の水入れへの異物投入にお困りの飼い主は世間にそんなに多いのか?

 狭い水入れの中に無理矢理入って浴びるのが、ブロッサム、通称ちびころのスタイル。
 水しぶきが飛んでくるので、カメラを構える人間様も結構必死。

 ものすごい詰め込まれている感。
 もちろん、こんな小さな水入れでちゃんと身体が濡れる訳はない。
 中でぶるぶるするタイミングに合わせて、こっそり人間様が霧吹きで背中の側に水をかけてやっていることは本人には内緒。

よいではないか、よいではないか

 手が近付くのを嫌がるむしられマメだが、最近、やっと警戒心が解けてきたようで、頭を掻かせてくれるようになった。
 まだちょっと恐いらしく、掻かれながらも不安げな目で人間様を見上げているのだが、そんな顔をしながらもやっぱり気持ち良くて、頭が段々ふくらんできている。
 ふふふ、口では嫌がっても身体は正直よのう。

分かりやすい意思表示

 エサ入れをスケールに、むしられマメとの大きさ対比の写真を撮ろうとしたのだが、例によってFinPixを嫌うブロッサム、通称ちびころ。

「そのカメラはイヤ」
 だからイヤ、じゃなくて。
 なだめすかしたりかまったりすることしばし、ようやく観念したのかそばに寄ってきたのだが……。

 ……あからさまにやる気ないだろ、お前。

ハイテンションマメ

 今日も元気なむしられマメ。

 カメラを全く気にせずエサを食う。
 ますますビビリという名前がつけにくくなってきている今日この頃。
 エサを食べてはぷちぷち、ぴちぴち何やらおしゃべりをし、またお腹がすくとエサを食べに来るというルーチンを延々くりかえしている。
 それでも、最初のうちは人間様がのぞくとぴたりと黙っていたのだが、夜になるにつれて急速にテンションが上がってきたらしく、もう見られていようがいまいがお構いなし。
 おかげで『あらしのよるに』も、マメの絶え間ないご機嫌なさえずりをBGMに見る羽目になった。
 正直言って、こっちのほうがよっぽどビビリ。

「写されてる……!」
 ところで、マメのさえずりは何となくメジロの声に似ている。