横たわるインコ

 人の膝の上で死んだよーにうっとりしているブロッサム、通称ちびころ。

 ちなみにこの時、人間様は大航海時代Onlineで北海付近を航行中。
 このゲーム、航海の時間が長くて暇な上に大体の動作がマウスでできるので、文字通り片手間に彼女をかまっていたのだが……この写真を撮った直後に海賊に遭遇。あわててマウスとキーボードの両手体勢で応戦に入った。
 なぜいきなりほったらかしにされたのか理解できないブロッサム通称ちびころが、下でなんか必死に訴えている気配がするが、こっちも撃沈される訳にはいかないので無視。
 ……ごめんよ。

Shall We Dance?

 足の親指にラブラブなブロッサム、通称ちびころ。

 一体何が好きなのか、足を見つけると寄ってきては愛の証の吐き戻し(の真似)をしている。
 足を引くと追ってきては、また吐き戻しをしようとする。前に出すと追ってきては、また吐き戻しをしようとする。左右に移動すると、その動きを追って床をくるくる回っている。
 やればやるほどむきになって、しまいには羽を半開きにして部屋中を駆け回って追ってくるので大変面白い。
 ……そして気がつくと、インコを相手にステップ踏んで踊っている自分がいる。

主張ある沈黙

 暗いテーブルの下で足をふんばってこっちを見るブロッサム、通称ちびころ。
 どうやら人間様がアイロンがけにかまけていて遊んでくれないのが不満らしいが、こっちにも生活というものはあるので無視。

 かまってほしいと黙って人間様のそばに寄り添っているブロッサム通称ちびころだが、最近ようやく、ただ寄り添っているだけではいつまでたっても気付いてもらえないということが分かってきたらしい。
 床に座って読書やパソコンをしていると、不意に足やスカートにさわさわ……と何かが触ることがある。
 驚いて見おろすと、くちばしでそっと足やスカートに触りながら、なにか言いたげな顔で見上げてくるブロッサム通称ちびころと目が合うのである。
 犬かお前は。

胸の谷間

 むくむくになっているブロッサム、通称ちびころ。
 カメラは嫌だがそれより眠たいらしい。

 ブロッサム、通称ちびころは胸の羽毛が他の部分にくらべて長い。
 喉と心臓を守るためかとも思うが、それなら全種類のインコで採用されてていいわけで、彼女の種類だけなぜこうなのかは良く分からない。
 しかも、こうやってぷっくりすると胸だけ異様にふくらんで見える上に、時々くちばしが中に埋もれてしまったりして、彼女自身もうっとおしそうである。
 とりあえず、胸の谷間が魅力的(そうか?)。

小さい頃の思い出

 スキャナのテスト用にスキャンしてみたヒナ時代のブロッサム、通称ちびころ。
 鳥は鳥なりに子供の頃はあどけない顔をしている。

 当時のブロッサム通称ちびころは鼻風邪をひいていたらしく、良く鼻提灯を出していた。
 拭こうとすると嫌がるのでほったらかしといたら、鼻水が乾いて今度は鼻づまりになっていた。
 昔のいい思い出である(そうか?)。

さかさま

 ブロッサム、通称ちびころはよくよくさかさまになるのが好きらしい。
 というかどういう格好なんだ?

 最近のブロッサム通称ちびころは、カメラに気付くとすぐに遊びをやめてこっちに出てきてしまうようになった。
 以前のように逃げたり身構えたりしなくなっただけ進歩だが、おかげで撮れる写真はこんな正面顔ばっかりになった。


 ……それなりに面白いからいいけどね。