ベルカとブロッサム、通称ちびころにとって、人間様の足は愛を語るべき恋人である。
なので今日も興味津々。
まあ今に始まったことではないので別に構わないが、どう見てもインコとは似ても似つかない足がなぜいいのだろう?
謎だ。
我が愛しき者よ
返信
カゴの外に出すと、ベルカは部屋の中を我が物顔に飛び回る。
いつもの事なので気にもせず人間様は片づけをしていたのだが、床の本を拾ってひょいと頭を上げた瞬間、飛んできたベルカが側頭部に激突。
……涙が出るほど痛かったです。
ベルカの変な正面顔。
カゴの外に出ていたベルカが、いきなり奇声を上げて部屋中を飛び回り始めた。
カゴの上にとまってはまたびくっとして飛び立ち、床に降りてはびくっとして飛び立ちで、完全にパニックに陥っている。一体何が起こってるのかととっつかまえて調べてみた。
すると、遊んでいるうちにくっついちゃったらしい糸くずをベルカのくちばしから発見。どうやらこれが視界の隅でぶらぶら揺れるのが恐くて必死で逃げ回っていたらしい。
いくら何でもお前気が小さすぎ。
ベルカには眼をつぶって羽づくろいをする癖がある。
そのせいかどうかは知らないが、時々(主にしっぽの手入れ中)バランスを崩して派手に転げている。また、人間様がそっと音を立てないように間近に顔を寄せて待っていると、ふと何かの拍子に眼を開いてびっくりし、10センチくらい横っとびしたりする。
それだけくつろいで羽づくろいしてるということなのだろうが……はっきり言ってお前ニブすぎ。