撮ろうとしたら終わってしまった。
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WMVファイル(341KB 2秒)
いつもしかけていくのはぎっくちゃん。
一方的に威嚇しまくるのもぎっくちゃん、
先に逃げていくのもぎっくちゃん。
来年はもう少し仲良くしてもらいたいものである。
まあ無理だろうけど。
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規模縮小中
大どんでん返し
硫黄島の黒い砂
とりあえず確実なのは、団塊の親父と席が隣り合わせになったら、心静かに鑑賞するのはあきらめたほうがいいということ。
なんであの世代ってああ行儀が悪いかね、いい歳こいてさ。
というわけで『硫黄島からの手紙』を見てきた。
『父親たちの星条旗』はガラガラだったのに、今回は大混雑。座席指定の映画館に1時間前に行ったのだが、それでもいちばんいい席はすでに埋まっていた。
ジャニーズ系女子はとりあえず見当たらないようだったので、アメリカでの3冠受賞効果なのかな?
若々しいつるつるのお肌に坊や声の二宮和也が、妻子持ちのパン屋の店主(推定30歳、ちょいワル喋り)というのが、のっけから強烈な違和感だった。まあ確かに、設定と展開を考えると、30代の俳優でも難しかったとは思うのだが、もうちょっと老成したタイプの人のほうが良かった気がする。
というか、最初30歳だったのが、段々ノリが10代になってっちゃって、ラストで「あれ? そういえば何歳の設定だったっけ?」と思うんだよね。
どう見ても悲劇で終わるしかない話をどうまとめるのかというのが、今回いちばん興味があったところなのだが、後味が悪くない形でうまく終わらせていた。とにかく死と絶望、闘争の連続で突き進んだ果ての、悲しい中でもささやかな一抹の救いという感じ。多少ご都合主義な気もしないでもないが、さすが悲劇が嫌いなアメリカ人というか、これはこれでいいと思う。
というか、このラストだったから賞が取れたんであって、日本人が戦争映画というとやりたがるタイプのラストだったら、絶対賞は無理だったような気がする(笑)。全体的に、日本の戦争映画のクオリティ高い版みたいな印象もあるこの映画だが、そういう意味では明らかにアメリカ的な作りをしているかもしれない。
でもアメリカ人はどう見るかな。ある意味、アメリカ人が考える日本人の美学を体現しているから、そのあたりを評価はされるかもしれないが、こちらが『父親たちの星条旗』をフーン、だから? な調子で見ていたように、向こうでもこの映画を理解する人はさほど出ないかもしれない。
むしろ、イラク戦争と重ねて見られる部分が多そうな気がする。
映画のそこここに『父親たちの星条旗』と場所や時系列が重なる場面があって、なるほど確かに2部作だと妙な所で納得した。DVDが出たら2本連続で見ると「日本側がこうだった時アメリカ側では……」みたいな同時並行的楽しみかたができるかもしれない。
『父親たちの星条旗』がずいぶんと遠慮がちなつくりになっている感じで、正直なところ、『硫黄島からの手紙』もこの調子だと何だかなあと思っていたのだが、実際には作り手が相当力を入れてやっている印象だった。これはやはり、明確な原作がある作品とない作品の差だろうか?
しかし中村獅童の役柄、ありゃ何じゃい(笑)。
そしておまけ:映画館の近くの案内所。
無料だってさ。
バーバ・ヤーガの小屋
新高山に登った日
どうも終戦の日に比べて存在感が薄いが、今日は真珠湾の日だった。
少し前に、旧海軍将校の奥さんから手紙を頂いた。読んでいて思ったのが、そういえば日本には、あの戦争を実際に体験し、それを生の記憶として持ち続けている人がまだまだいる。だがその事実を、我々は忘れがちになっているなあということ。
硫黄島にしても、我々はスクリーンの中の作られた映像としてしか知らないあのとんでもねー戦闘を、まぎれもない現実として見聞きした、というより、その真っ只中に身を置いてきた人がいまだにいる。それを思い起こすと、何というか、何とも言いようのない気分になる。
この将校も、ご本人は数年前に亡くなっているが、真珠湾から始まって、戦争の間、各地の海を駆け回り、アメリカと死闘を繰り返してきた人である。そして奥さんも、そんな夫を何度となく送り出し、出迎え、自らも空襲で家を焼かれて逃げまどい、戦後は軍人蔑視と困窮の中で家族を支えてここまで来たのだった。
我々がもはや記録としてしか知り得ない戦争を、今でも自身の記憶として持ち続けているこういう人たちのことは、やはり忘れてはいけないと思う。
実録???
ひどい女
普段、肩に乗りたがらないぎっくちゃんが、何を考えたのか自分から人間様の肩にのぼってきた。
珍しいので遊んでやっていたら、それまで床をうろついていたブロッサム、通称ちびころがそれを見つけ、嫉妬に燃えたらしい。しばらく首をのばして様子をうかがった挙げ句、ぱっと飛び立ちわざわざぎっくちゃんがいるほうの肩に舞い降りて攻撃開始。
たまらずぎっくちゃんが逃げていくと、満足げにそのまま肩に居座り「およ」とかつぶやいている。
ひどい奴だな、お前……。