季節の変わり目

 急に寒くなったせいか、ヒューストンとブロッサム、通称ちびころが少々下痢気味。
 まあ餌はちゃんと食べているし、こっそり観察しても特に具合悪そうな感じはないので(あからさまに観察すると、遊んでくれるのかと勘違いして元気一杯に寄ってきちゃうので信用ならない)、少し様子を見ることにした。
 とはいえ、身体がでかくてその分体力のあるヒューストンはともかく、ブロッサム通称ちびころの場合は、悪くなったら即手遅れということもありえるので、注意は必要。
 しかしこうやってみると、健康面でだけはベルカにいちども悩まされたことがないのに気付く。
 なるほど、オカメインコが丈夫というのはこういうことなのか。

 今日も何やら楽しげだよ。

はげヒューちゃん

 カラーを取ったヒューストン。正面図。
 今日も取るのは大変だった。

 以前は胸から腹にかけて全体が薄くなっていたのだが、ここまでもふもふになった。あとはこのお腹のすじさえきれいになれば完了。
 ちなみに、首のところがいまだ赤っぱげなのは抜いてるからではなく、カラーで擦れてしまっているため。
 しかし何というか、この姿を見るたびに、ここまでなるのを防げなかったことに責任を感じざるを得ない。
 そして、こんなになるほどつらかったにも関わらず、今でもヒューストンが人間様を好きでいてくれることに感謝している。

それなあに

 膝にのぼって食事の邪魔をするベルカ。

 なんかいやにまとわりついてくると思ったら、この日はモスバーガーを食べていたのだった。
 ご飯メニューしか見たことないベルカにとっては、紙にくるまれたバーガーが非常に珍しかったらしい。

まちがえた

 ヒューストンが水入れの前で何か言いたげに人間様を見上げているので、てっきり水浴びがしたいのかと思って霧吹きで水をかけてみた。
 すると黙ったまま目を伏せてしょんぼりしてしまった。

 ……違ったか、ごめんよ。

 季節は秋となり、今年も換羽がやってまいりました。

 ブロッサム、通称ちびころのしっぽの羽。
 多分本体よりも長い。

 ベルカのほっぺたの羽。
 あの「ひのまる」の下には実は耳が隠れているというのは意外と知られていない。

平和な時間

 珍しく平和な雰囲気を醸し出す2羽。

 いつもなら、ブロッサム、通称ちびころのなわばりゾーン(本人認定)に入った瞬間にベルカは叩き出されているのだが、この時ばかりはお互い(特にブロッサム、通称ちびころ)が自分の好きなものに夢中になって、ライバルのことなど相手にしている暇がないらしい。
 いつもこうならいいんだけどね。

インコですから

 水槽の掃除をしていたら、何やら一生懸命ぎっくちゃんが呼んでいる声がする。
 何をかまってほしいのかとそばへ行ってみたら、ぎっくちゃんはただきょとんとして人間様を見上げている。
 そして、ぎっくちゃんの声はヒューストンのカゴの中から聞こえてくる。
 ……またしてもやられた……。

ヒューちゃんの羽づくろい

 そういえば「そろそろ家でもカラーをはずして羽づくろいさせてあげてください」と病院で言われていたのだった。
 よし、それじゃいっちょ始めるとするか。
【準備するもの】
ニッパー
ホチキス(普通のホチキスより針のサイズが大きいもの)
捕獲用布(巾着袋でも可)
絆創膏(人間様が噛まれて流血した時のため)
【手順】
1.カゴの中を逃げ回るヒューストンを布をかぶせて捕獲。そのままカゴから引きずり出す。
2.布でおくるみ状態にした後、カラーを留めてあるホチキスをニッパーで切断。
 この時、何かされると思ったらしいヒューストンがとんでもない悲鳴をあげるが、とりあえず無視。
3.じたばたするヒューストンを押さえながら、カラーを両手でひねるようにしてはずす。
 2本しかない手でインコを押さえながらカラーをはずすのにはなかなか高度な技術がいることが判明。手がもう1本ほしい所だが、こればかりはどうにもならないのでとりあえずがんばる。
4.続いて緩衝材がわりに巻いてあるフェルトのホチキスをニッパーで切断。
 これもはず……そうとしたところでとうとうヒューストンに逃げられる。逃げ出したヒューストンは一目散にカゴの中へ。
5.ヒューストンが自力でフェルトを脱いで床に落としたので、フンをされる前に素早く回収。
6.しばらく呆然としていたヒューストン、やがてものすごい勢いで羽づくろい開始。

 たまーにどさくさにまぎれて鞘に入った羽を抜いているようだが、とりあえず今日は見逃してやる。
8.1時間ほどカゴの前でゴロゴロしながら様子を見守る。
 なんだかもうめんどくさいからこのままでいいやという気もしてくるが、そうもいかないので再装着の準備開始。
9.再び逃げまどうヒューストンを捕獲。おくるみ状態にしてカゴの外へ引きずり出す。
10.くちばしの攻撃をかわしつつ、再び両手でカラーをひねるようにして首につける。
 カラーのないヒューストンは意外と保持しにくいことが判明。ひっかかりがないのですぐつるりと逃げ出してしまう。
 でもトロいのですぐに再捕獲。
11.ホチキスに噛みついてくるのをかわしつつ、カラーを固定。勢い余って変なところにホチキスしてしまうが、気にしないことにする。
12.カラーの後ろにフェルトを回してこれもホチキスで留める。
 そろそろ疲れてきたのか、ヒューストンが抵抗しなくなってくる。
13.カゴの中へ放逐。ご機嫌取りにヒマワリの種をやる。
14.完了。
 ……大騒動でございます。