ティッシュ遊び

 ティッシュで遊んでいるヒューストン。
 足でつかんで引きちぎり、ちぎったのを口の中でもそもそと丸めていく。
 多分、人間がサクランボの軸を舌で結ぶのと同じようなものだと思う。

 インコが喜ぶオモチャは大抵ゴミのようなものである、というのは良く言われていることだが、ヒューストンもご多分に漏れず、結んだティッシュを溺愛している。
 人間様が箱からティッシュを出すと、もう目の色を変えてわくわくしながら、しきりにこちらをのぞいて待っている。別にこれはお前にやるんじゃないよと人間様は言いたいのだが、そこまで期待されてはむげにすることもできないので、最初の1枚は常にヒューストンに召し上げられることになる。
 おかげで我が家ではティッシュの消費が大変早い。

ばっくれる

 ベルカが床に積ん読している本をかじろうとしているのを発見。
「こら!」と怒ったところ、しまったという顔をして逃げていった。
 しばらく後、ベルカが再び本に接近しつつあるのを発見。
 今度は触ったら怒ろうと思って黙って見ていたら、どうやら途中で視線に気付いたらしい。ちらりとこちらに目を向けて見られているのを確認すると、わざとらしくとさかをぴんと立ててUターン、何食わぬ顔でとことこその場を去っていった。
 その小知恵、もう少し役に立つことに使えばいいのに。

二次利用

 例のオモチャの残骸だが、今でも有効活用されている。
 カラーのおかげで掻けない頭をこすりつけて掻いているヒューストン。

 もしかするとこのオモチャ、ものすごくコストパフォーマンスがいいのかもしれない……。

春のハイテンション

 くちばしが疲れたか、くわえていた鈴を持って一休みしているヒューストン。
 細い針金でしかないカゴの入り口に絶妙なバランスを取ってとまっている……ように見えるが、よく見ると爪の先でプラスチックの部分をひっかけている。


 最近のヒューストンは何だかやたらとテンションがハイ。
 一旦「おはよう」を言い始めると人が答えるまで執拗に繰返し続けるし、鈴を鳴らせばいつまででもチリチリチリチリやっている。渡すときに綱引きをしたりしてお互い楽しんでいる結んだティッシュのおもちゃも、普段ならあっちに運んだりこっちに運んだりして1日くらい遊んでいるのに、今は5分くらいで跡形もなくちぎり捨てるか水入れに叩き込んでしまう。
 まあこれがヒューストン1羽ならそれほど問題でもないのだが、問題はベルカ。
 ハイなヒューストンの声を聞いているうちに自分もハイになってくるらしく、そのうちベルカまで一緒になって甲高い声で叫びだし始めるのである。するとそれに刺激されてヒューストンがまた負けじと鳴き始め、騒ぎは倍々ゲームで大きくなっていく。
 ……おまえたちは静かでいいな、ブロッサム、通称ちびころにぎっくちゃん……。

備えよ常に

 インコ用非常袋。

 人間様は初撃さえ耐えればあとは何日か飲まず食わずでも平気だが(多分)、インコどもの場合そうもいかない。救援物資にしても来るのは恐らく人間用のみ、良くて犬猫どまりで鳥など見向きもしてもらえなさそうなので、とりあえず最低限必要と思えるものをそろえてみた。なおこの他に移動用の小さなゲージを1羽につき1個用意してある。
 新聞紙はまあいらないかなとも思うのだが、拭いたり敷いたりカバー代わりに上からかけたり人間様がくるまったりとあればあるで便利そうなので入れてみた。
 まあ奴らは自分で自分の身を守れないからね。

のんびりな休日 2

 ヒューストンお気に入りの人間観察スタイル。

 ここしばらくカラーが邪魔でできなかったのだが、最近小さくしたのでまたできるようになったらしい。
 一生懸命「おはよう」「おはよう」と繰返しながらこちらをいつまでも見つめている。
 ……ちょっと視線が気になるんですけど。

眼下の敵

 テーブルの上と下で睨みあうぎっくちゃんとブロッサム、通称ちびころ。

 テーブルを三脚代わりにヒューストンの写真を撮っていたところ(左上の隅に見える黒いのがヒューストンのカゴ)、物見高いのか焼きもちを焼いたのかぎっくちゃんがとことことカメラの横にやってきて、一緒になってテーブルの下をのぞきこんだ。
 すると丁度そこにいたブロッサム通称ちびころとばっちり視線が合ってしまい、そのままガンとばしに突入。
 まあいいんだけどね。

ヒューちゃんの鈴

 ヒューストンの宝物の鈴。

 音色が楽しいのか振る動作が楽しいのか、時々こうやってくわえては、首を振ってチリチリチリチリ鳴らしている。
 他のオモチャだと、飽きてくるとぶん投げたり落としてしまったりカゴのすみっこにつめこんで知らんぷりしたりするのだが、この鈴だけは別扱いらしく、遊びが終わるとわざわざカゴの床に降りていって、そっと大事に置いている。
 人間様にもそのくらいそっと接してくれるとありがたいのだが。

ボトルネック

 こうやってみると異様に細いインコの首。
 しかも頭の位置が変な気がする。

 ヒューストンのカラーが少し小さくなった。
 ここ最近、ほとんどむしる仕草が見られなくなり、自分からカゴの外に出る時間も長くなるなど積極性も出てきたので、ひとまわり小さくしてまた様子を見てみようということになった次第。
 もっとも、前にも1度か2度、良くなってきたようだからとカラーを小さくしてみたらまたむしり始めて結局元の大きさに戻してしまったということがあるのであまり期待はしてないが、まあなんというか、このまま良くなってくれればいいなあとちょっぴり思ってみる。