ヒューストンの遊びかたは、いまいち楽しんでいるのか激怒しているのか分からない部分がある。
この犬用オモチャもお気に入りで、見つけると必ず突進していき、「ギャギャギャ、ギャギャギャ」と攻撃的に叫びながら激しく振り回すのだが……。
……実はオモチャというより、人間でいうところのサンドバック扱いなのかもしれない。
「鳥ども」カテゴリーアーカイブ
思わぬ盲点
苦行中
日本だけど日本じゃない場所
今日は横須賀の海自基地&米軍基地の一般公開日でございました。
海自はともかく、米軍基地はいつも気付くと終わっていて、ここ10年ばかりずっと行きそびれていたのだが、今回は運良く事前に分かったので行ってきた。
米軍基地、キティホークが改修中だったので、公開していたのはイージス駆逐艦『USSラッセン』のみだった。開放されていた範囲も記憶にあるものよりずいぶん狭くなっている。
しかも、今回は正面ゲートではなく、そこから5分ほど歩いた所にある脇ゲート(通用門?)からしか入れなかったので、まあ歩いたこと歩いたこと。
まあ、ご時世だから仕方ないのだが。
『USSラッセン』のお尻。
なんかクジラの絵とかが艦内に飾ってありそうな艦名ではある。
こっちに向かって走ってきてるのは、海自の基地との間を臨時に運航してるシャトルボート。
最後尾は乗艦まで30分待ちとかそういう世界。
米軍の艦は、色が海自のものより薄い。
艦橋。前甲板の傾斜が護衛艦よりかなり強くて、坂道状態。
艦首では特にタイタニック禁止はされていなかったが、さすがに誰もやっていなかった。
通路に貼ってある艦内図。
今日急に貼られたものではなさそうなので、迷う乗員が実は多いと見た。
ちなみに、『ラッセン』の中には、立ち入り禁止ロープとかその他の類が一切ないので、いちいちのぞいてその場にいる乗員に「ここ入っていい?」と聞かないと、どこを見て良いのか分からない。
というか、「いいよ」と言われて入っていくと、後ろから必ず他の見学者がぞろぞろついてくるのは、同じ日本人として勘弁してほしい。
おもむろに置いてあった謎の人型。
救助訓練用なのか? 恐い。かわいい顔が描いてあったりするのが余計恐い。
なんかぽつねんとこんな物がある。
なぜかやっていたハーレーダビッドソンの展示会。
興味ないのでスルーした。
今の米軍基地の敷地は、旧海軍のものをそのまま使っている。
海軍時代に崖に掘られた防空壕や倉庫の跡が、結構あちこちに残っている。
米軍兵士、海自幹部、日本のおまわりさんが同じフレームに入ったちょっと珍しい(そうか?)写真。
ちなみに米軍は警務隊なのかシェパードを連れていたが、途中で退屈しちゃったらしいシェパードがさかんに甘えていたのがちょっとなごんだ。
しかし何というか、米軍基地というのは、日本人を信用していない場所だと思う。
別にアメリカ人が冷たいという訳ではなくて、むしろフレンドリーなのだが、何となくこう、基地の中全体に、何か日本人を拒絶しているようなものが感じられる。
やっぱり見るなら海自の基地のほうがいい。
ここから海自。恒例の正面顔。
右『110たかなみ』『6102あすか』『101むらさめ』。左端にちょこっと見えてるのが掃海母艦『うらが』。
左『177あたご』『171はたかぜ』『174きりしま』『111おおなみ』
大変分かりやすいチャフの説明。
くぐり抜けられるような守りが完璧なのか? というツッコミはとりあえず置いておく。
イージス艦『あたご』の艦上構造物の大きさが、大体潜水艦の大きさと同じ。潜水艦は『たかしお』だったか?
ちなみに『あたご』は3月に就航したばかりのピッカピカの最新鋭艦。昨日舞鶴に帰る予定だったのが、出航が遅れたために被害見学担当艦として並べられてしまったらしい。
さすがに艦内も汚れや塗装のしなおしもなくて、すごくきれいだった。
海自もご時世なのか、どの艦も見られる場所が大幅に縮小されて、甲板と艦橋ぐらいになってしまっていた。
まあこれも仕方ないとはいえ、食堂ぐらい見せてくれてもいいじゃんと思うのだが。
○おまけ(カレーネタは撮りそこねました)
昼飯に米軍基地で食べたハンバーガー。実際にはこれではなく、ワイルド何とかバーガーという、一回りほど大きくて、バンズにパテとケチャップとレタスとベーコンがべん、べんと挟んであるだけのシロモノ。
中野で食べた佐世保バーガーが「米軍由来」という割にはまるでモスバーガーでかなり失望していたのだが、こっちは確かにアメリカっぽい味がした。
恐らく米軍基地入場者の20人にひとりは持ち歩いていたと思われる『アンソニー・ピザ』。
おいしいのか?
日本の中にあるが、中は完全なアメリカ。
あなたと私の好き嫌い
現在、ビビとその他鳥どもとの関係は下記のとおり。
・ビビ→(威嚇)→ぎっくちゃん
・ぎっくちゃん→(ライバル意識)→ビビ
・ビビ→(警戒しながら観察中)→ブロッサム、通称ちびころ
・ブロッサム、通称ちびころ→(寄らば斬る)→ビビ
・ビビ→(鳴き声すらも恐怖)→ヒューストン
・ヒューストン→(そもそも存在に気付いていない)→ビビ
……考えてみると、うちの鳥どもはどいつもこいつも仲が良かったことがないような気がする……。
昔そこにいた人
カゴの中のビビをかまっていたら、それを見ていたヒューストンが不意に「べーる」と呼んできたので驚いた。
そういえばビビのカゴは、前にベルカのカゴがあった場所に置いてある。
忘れているようで、ちゃんと覚えているものである。
気付いてくれなくて
ヒューストンのカゴの扉を開けたままほったらかしにして本を読んでいたら、とさっ、と小さな音が聞こえた。
顔を上げると、ヒューストンの姿がカゴの中にも外にもない。
どこへ行ったんだろうと思ってしばらく考えていたら、やがてカゴの後ろからヒューストンがとことこと歩いて出てくると、すました顔で開いたままだった扉をよじのぼり、カゴの中に戻っていった。
またカーテンにぶら下がって注意を引こうとしたら、気付いてもらえなくて力尽きたのか。
ヒューちゃんと卵とカラー
ところで、ヒューストンの卵その後だが、実はまだ産んでいるのである。
昨日もガコンと何かがカゴの底網に当たる音がしたので振り向いたら、うずくまったままじろりとこっちを見るヒューストンと、底網に転がる産み立てほやほやの卵があった。
もはやカラーはお前にとって肉体の一部のように自然な存在なんだな、ヒューストン。