ブロッサム、通称ちびころのお腹側全身図。
　しっぽに1本だけ変な羽があるのは、なんかこれだけいつも生えた後で縦に裂けてしまうため。

　こうやって見るとスマートなんだけどね。

　最近、マウスにラブラブなぎっくちゃん。

　暇さえあればそばにやってきて、一生懸命寄り添っては愛の囁きや愛の吐き戻しをしている。
　人間様がマウスを使い始めると、その手の上に乗ってなおも愛の告白をしている。
　不毛なばかりか大変邪魔です。

　FUJIFILMのFinePix F11を買った。
　鳥のためにそう何台も買うのってどうよという気もしないでもないが、このカメラはシャッター速度が速くても明るい写真が撮れるそうで、今度こそインコどものいきいきした動きをすかさず写真に……

　……あまり変わらんな。

　どーしてもコードのほうへ渡りたいぎっくちゃん。
　なりふり構わずのびてます。

　やっぱサザナミインコの脚って強いわ。
　他のインコどもじゃこういう芸当はとてもできん。

　カステラをおやつに買ってきて、さあ食べよう！　という時、ヒューストンがオモチャの後ろに隠れて警戒の目つきでこっちを見ているのに気がついた。
　別に警戒されるようなことをした覚えもないので一体何なんだと思っていたが、ふと気付いて、手にしているカステラを右に左にと動かしてみた。
　すると、ヒューストンの警戒の視線も、それにあわせて右に左にと動いている。
　恐がらせてごめんよヒューストン。
　でも、人間様も好きなものを食べる権利はあると思うんだ……。

　そんな無理矢理頭をつっこまんでも……。

　本当にぎっくちゃんは、すき間を見ると入らずにはいられないらしい。
　ちょっと目を離すと変なすき間に入っていって行方不明になるので、外に出ている時は目を離せない。
　しょーがないのでずっとそばにいると、今度は人間様はぎっくちゃんばっかり構っていると思うらしいブロッサム、通称ちびころが、なんだか不機嫌になっている。

　気付くと人間様の背後を取っているヒューストン。

　大体の場合は、ただ黙ってじっと見上げているだけらしいのだが、居るのに気付かずに足を動かしたりすると、いきなり噛みついてきてびっくりしたりする。
　というか、遊んでほしければちゃんと言いなさい。分かんないから。

　新聞紙を囓って散らかすので注意しようと近付いたら、何を考えたのか一生懸命さえずりだしたベルカ。

　……いつも無邪気だな、お前は。

　中途半端に止まったまま身動きひとつしなくなってしまったぎっくちゃん。

　……おーい。

　何やってんの？

　…………。
　人間様もどうしたらいいのか分かりません。

　別に人間様に色目を使っている訳ではなくて、後ろにあるオモチャに頭をこすりつけながらほっぺたを自分で掻いている。

　　絶妙なバランス。