恐かったの

 雷で停電。
 丁度この時出ていたのは我が家きっての臆病者ベルカ。突然の暗闇に人間様でさえ一瞬びびった位だから、パニックを起こして部屋中大暴れかと思いきや、平気な声で「ぴょん」「ぴょん」と鳴いている。
 ああこの鳥もやっとそこまで度胸がついたかと思いながら懐中電灯を探して声のするあたりを照らしたところ、身体をガチガチにこわばらせたベルカがふっとんで肩にとびついてきた。
 ……実は恐怖のあまりハイになっちゃってたらしい。

羽あそび

 自分の抜けた羽で遊んでいるぎっくちゃん。

 根元の中空になっている部分をぱりぱりとつぶすのが面白いらしく、夢中になってかじっている。
 というか、元々は自分にはえてたものだというのを分かってるんだろうか?
 ……分かってないんだろうな。
 

たかいところ 2

 すいません、かなり苦しい姿勢で撮った写真なのでピンぼけてます。

 微妙に高いところが好きなブロッサム、通称ちびころは、人間様が寝転がると即やってきて上に登る。
 そしてご機嫌で「およ」「およ」とつぶやきながら、意味もなく背中を駆け回ったり羽づくろいをしたり一緒になって昼寝したりしている。
 たまにベルカが自分も登りたくて近寄ってくると、ものすごい勢いで威嚇して追い払っている。
 要するに、ブロッサム、通称ちびころ的には人間様も自分のなわばりらしい。
 まあ、寝てる間に部屋の中をいたずらされるよりいいんだけどね。
 フンするなよ。

古代の青が見る夢

 デパートのアンティーク市でどーしても欲しくなったローマンガラスの香水入れ。
 手のひらにころんと乗るくらいの大きさなのに、お値段はブロッサム、通称ちびころが3羽とちょっと買えるくらい。しばらくは貧しい生活でございます。
 まあ、ブロッサム、通称ちびころよりは確実にきれいだしいいか。
 
 ちなみに紀元前2世紀頃のものらしい。
 アンティーク=年季の入ったガラクタぐらいの頭しかないが、さすがに年季が2000年ともなると漂う気合いがそんじょそこらの古物とは違う。
 何しろ自力で金属コーティングしちゃってますから、この人。
 ……すみません、鳥ネタじゃありませんでした。

かくれんぼ


 お気に入りのキーボードカバーにもぐってすっかり静かになってしまったぎっくちゃん。
 なにげに足の位置角度から推定される場所に身体がないような気がするが、中でどういうポーズをしているのかは不明。


 カメラの音を耳にして顔をのぞかせたぎっくちゃん。
 いっちょまえに鏡越しにカメラ目線をしている。

 出てきて何事もなかったような顔をしているぎっくちゃん。
 で、中で抜けてるその羽は何だ?

後ろ姿

 2羽並べて撮ってみました。
 奥にあるのはヒューストンのカゴ。

 実はこの2羽、身体の大きさは大体同じ。
 明らかに違うのは体型。どちらかといえば流線型に近いブロッサム、通称ちびころに対して、ぎっくちゃんのほうが頭が大きくて羽が短く、ずんぐりした印象がある。
 というか、ぎっくちゃんのほうがブロッサム、通称ちびころに比べて確実に太っている。
 ……そろそろダイエットかな……。