ばっくれる

 ベルカが床に積ん読している本をかじろうとしているのを発見。
「こら!」と怒ったところ、しまったという顔をして逃げていった。
 しばらく後、ベルカが再び本に接近しつつあるのを発見。
 今度は触ったら怒ろうと思って黙って見ていたら、どうやら途中で視線に気付いたらしい。ちらりとこちらに目を向けて見られているのを確認すると、わざとらしくとさかをぴんと立ててUターン、何食わぬ顔でとことこその場を去っていった。
 その小知恵、もう少し役に立つことに使えばいいのに。

すみっこのぎっく

 ぎっくちゃんのお気に入りの場所。

 適度な暗さとすみっこ加減、さらにここにのたくっているパソコンやら周辺機器やらのコードが、ぎっくちゃん的にはすこぶる居心地が良いらしい。遊びあきるとここに行って、コードにとまったり甘噛みしたりしてひっそり暇をつぶしている。
 もっとも、そのまま放っておくとどんどん奥に入っていってしまうので、大人しいからといって油断はできない。
 この間など、静かだと思ったらコードを伝って暗がりに姿を消そうとしているぎっくちゃんを発見。危ういところでしっぽをつかんで引きずり出したらものすごく怒られた。
 ……悪いのはお前なんだからな。

捕食者と餌のある関係

 行きつけの熱帯魚ショップで。
 ぼんやりと外を見ている(らしい)トカゲ(ヤモリ?)と、その頭の上でのんびりしている餌のコオロギ。
 店には30分くらいいたが、いつ見てもずっとこの調子だった。

 爬虫類ではないが、前にイモリを衝動買いして飼っていたことがある。
 両生類なんて本能だけの生物かと思いきや、実はそうでもないらしい。とりあえず飼い主くらいは覚えるようで、餌をやろうとケースの蓋を開けると、隠れがからちょこんと顔を出して待っている。
 そしてピンセットから餌をもらって、はぐはぐと食べている。
 このイモリ、5?6年くらい生きただろうか。さすがにこうなると愛情もわいてくるもので、死んだときはちょっぴり淋しかった。

おこもさん

 フンよけ用の新聞紙をかぶってご機嫌なぎっくちゃん。
 羽づくろいなんかしてみたりして。

 ぎっくちゃんは布とか紙とかのすき間を見ると、中に入らずにはいられないらしい。
 まあ昔飼ってたセキセイインコも引き戸の戸袋に入り込むのが好きで、いくらたっても出てこず大騒ぎなんてこともあるにはあった(結局長い定規で引きずり出した)が、これは場所固定の嗜好なのでぎっくちゃんのように隙あらばもぐっていくというのとはちょっと違う気がする。
 というか、どういう生態なんだ?
 

二次利用

 例のオモチャの残骸だが、今でも有効活用されている。
 カラーのおかげで掻けない頭をこすりつけて掻いているヒューストン。

 もしかするとこのオモチャ、ものすごくコストパフォーマンスがいいのかもしれない……。

きれい好き

 ひょいと見たら、ぎっくちゃんのお腹から血が出ている。

 血で濡れた羽毛が気持ちが悪いらしく、一生懸命羽づくろいするぎっくちゃん。


 すっかりきれいになったお腹に満足げなぎっくちゃん。

 ……ってそうじゃないだろ。
 明日病院送りにしようと思ったら、連休明けでえらい混んでいて予約が取れなかった。
 まあ見たところそれほど深刻そうでもないので、ちょっと様子見。

春のハイテンション

 くちばしが疲れたか、くわえていた鈴を持って一休みしているヒューストン。
 細い針金でしかないカゴの入り口に絶妙なバランスを取ってとまっている……ように見えるが、よく見ると爪の先でプラスチックの部分をひっかけている。


 最近のヒューストンは何だかやたらとテンションがハイ。
 一旦「おはよう」を言い始めると人が答えるまで執拗に繰返し続けるし、鈴を鳴らせばいつまででもチリチリチリチリやっている。渡すときに綱引きをしたりしてお互い楽しんでいる結んだティッシュのおもちゃも、普段ならあっちに運んだりこっちに運んだりして1日くらい遊んでいるのに、今は5分くらいで跡形もなくちぎり捨てるか水入れに叩き込んでしまう。
 まあこれがヒューストン1羽ならそれほど問題でもないのだが、問題はベルカ。
 ハイなヒューストンの声を聞いているうちに自分もハイになってくるらしく、そのうちベルカまで一緒になって甲高い声で叫びだし始めるのである。するとそれに刺激されてヒューストンがまた負けじと鳴き始め、騒ぎは倍々ゲームで大きくなっていく。
 ……おまえたちは静かでいいな、ブロッサム、通称ちびころにぎっくちゃん……。

横たわるインコ

 人の膝の上で死んだよーにうっとりしているブロッサム、通称ちびころ。

 ちなみにこの時、人間様は大航海時代Onlineで北海付近を航行中。
 このゲーム、航海の時間が長くて暇な上に大体の動作がマウスでできるので、文字通り片手間に彼女をかまっていたのだが……この写真を撮った直後に海賊に遭遇。あわててマウスとキーボードの両手体勢で応戦に入った。
 なぜいきなりほったらかしにされたのか理解できないブロッサム通称ちびころが、下でなんか必死に訴えている気配がするが、こっちも撃沈される訳にはいかないので無視。
 ……ごめんよ。