ベルカの災難

 パソコンでニュースチェックをしながらご飯を食べていた時のこと。
 テーブルとパソコンがちょっと離れている上に目が悪いので、やや膝立ち気味になってニュースを読んでいた。
 そして、ニュースチェックが終わってさて食事に専念しようとクッションに座り直した時、お尻の下で何かがつぶれた、と思った瞬間、ベルカの「きゅー……」という弱々しい悲鳴がお尻の下から聞こえてきたのだった。
 以来、ベルカは人間様の近くに寄ってきてくれない。
 というかなぜ人の尻の下なんて所にいたのだ?

朝の顔

 顔に糸くずをくっつけていたり鼻血が出ていたりみょーにおびえていたりとと何かと話題に事欠かないぎっくちゃんの朝だが、今日は頭に綿毛の抜けたのをのっけてふわふわさせながら「おはよー」とやってきた。
 良くもまあそうネタがあるもんだな、お前。

……あれ?

 餌を食べている最中、ふと、何かがいつもと違うことに気付いたぎっくちゃん。
 そうだよ、扉が開いてるんだよ。

 ぎっくちゃんは基本的に、カゴの扉が開いていれば外に出てもいいと思っているらしい。
 なので、人間様が手を入れて中の掃除をしている最中なんかにも、扉と手の間から当然のようにのこのこと出てきてしまう。
 そしてお気に入りのプリンタの上にさっさと飛んでいくと、すました顔でこちらを見おろしている。
 ……いや、出てこないようにブロックしながら掃除すれば済む話なんですけどね。

謎の行動

 一心不乱にオモチャをくわえて揺さぶっているぎっくちゃん。
 目がいっちゃってます。

 何かと謎の行動の多いぎっくちゃんだが、中でも最大の謎がこれ。
 オモチャをがっちりとくわえて、かじるでも吐き戻しをするでもなくただひたすら小刻みに揺らし続けるのである。
 オモチャが相手なことから、これも求愛行動に関係する何かだとは思われるのだが、一体何を考えてこんなことをしているのかがさっぱり分からない。
 しかも目つき変だし。
 ……そのうち中から変な生物が出てきたりしやせんだろうな。

とげとげヒューストン

 水浴び中のヒューストン。
 まるでハリネズミのようだ。

 エリザベスカラーのせいで水に入れないヒューストンの水浴びは、ぎっくちゃん同様人間様が霧吹きで行う。
 ところが、大喜びで様々なポーズを取っては水を浴びようとするぎっくちゃんと違い、ヒューストンは水をかけられるままただじっとたたずんでいる。
 あまり無反応なので実は嫌なのかと思っていると、時折思い出したようにちょっと翼を広げて身をかがめ「喜んでますよ」と控えめに表現する。
 そしてまた淡々と霧の中に身をさらしている。
 分かりにくい奴。

小さい頃の思い出

 スキャナのテスト用にスキャンしてみたヒナ時代のブロッサム、通称ちびころ。
 鳥は鳥なりに子供の頃はあどけない顔をしている。

 当時のブロッサム通称ちびころは鼻風邪をひいていたらしく、良く鼻提灯を出していた。
 拭こうとすると嫌がるのでほったらかしといたら、鼻水が乾いて今度は鼻づまりになっていた。
 昔のいい思い出である(そうか?)。

そっと陰から

 呼んだらひょっこり顔を出して様子をうかがっているベルカ。
 いつになったら妖怪アンテナは寝るのだろうか。

 トサカと同時に、口元の羽毛もインコの機嫌を推しはかる重要なバロメータになっている。
 こうやってくちばしが隠れるほどふくふくしている時は大概くつろいでいる時。逆に興奮したり怒ったり恐がったりする時には、この羽毛はぴったりと顔にくっついてくちばしが丸見えになる。
 もっともぎっくちゃんなんかは、良く口元だけをふくふくさせたままブロッサム、通称ちびころに向かって怒っているのだが。

妖怪アンテナ

 なんか1本だけ立っております。

 ベルカはトサカを触られるのが嫌いである。
 頭を掻いてやっている時、どさくさにまぎれてトサカをつまむと「いや?!」とでも言うように首をくねらせてはずそうとする。
 そういえば、インコやオウムのトサカは一体何の役に立っているのだろう?
 ニワトリの場合は、オスの印とか強さを誇示するとかなんかいろいろあるようだが、インコの場合オスでもメスでも同じトサカだし(というか冠毛という羽毛なので、ニワトリのトサカとは根本的に違う)、感情に応じて立ったり寝たりしてるくらいしか使っているのを見たことがない。しかも、モモイロインコとかに至っては、ぱっと見てトサカがあるのかどうかすら分からない。
 触られると嫌がるから大事な物だとは思うのだが、一体何に使っているのかいちど聞いてみたいものである。
「単に感情を表現するためです」とかいう答えが返ってきそうだが。