鬼のいぬ間に

 無心に新聞を囓るベルカ。

 実はベルカもこの場所は結構気に入っているらしく、ブロッサム、通称ちびころが遊んでいるのを時々うらやましそうな目で眺めている。
 そして、彼女がいない時を見計らっては囓りに行っている。
 それだけでおさめておいてくれれば世界も平和でいいのだが、何を考えるのか時々ブロッサム通称ちびころがいる時にも囓りに行ってしまい、その度にやる気満々の彼女に叩き出されて自分のカゴに逃げ帰っている。
 ……お前は学習ということをしないのか?

にがい

 ヒューストンがピーナッツの渋皮をくわえて遊んでいる。
 苦くないのかと思いながら見ていたら、突然渋皮を放り出すと猛烈な勢いで頭をぷるぷる振り始めた。
 やっぱりちょっと苦かったらしい。

さかさま

 ブロッサム、通称ちびころはよくよくさかさまになるのが好きらしい。
 というかどういう格好なんだ?

 最近のブロッサム通称ちびころは、カメラに気付くとすぐに遊びをやめてこっちに出てきてしまうようになった。
 以前のように逃げたり身構えたりしなくなっただけ進歩だが、おかげで撮れる写真はこんな正面顔ばっかりになった。


 ……それなりに面白いからいいけどね。

事の真相

 そういえばぎっくちゃんはこの間の病院で、常設している頭のつのつのをすっかりきれいにしてもらったのだった。

「あのー先生、この鳥換羽でもないのにいつも頭がつのつのなんですけど……」
「それは羽づくろいがちゃんとできてないだけだと思います」
「…………」
 ……つまり、単なるぶきっちょということらしい……。

ブロッサムの水浴び

 水入れで水浴び中のブロッサム、通称ちびころ。
 ぶるぶるしてるので輪郭がぼやけています。

 昔のブロッサム通称ちびころは水浴びが下手で、どんなに頑張っても鼻先しか濡れていなかったことが多かった。
 でも最近やっとコツをつかんだらしく、ちゃんと身体のほうも濡れる浴び方をしている。
 でもさすがに背中までは無理なので、人間様が隙を見て霧吹きをかけてやっている。
 で、水浴び後。

 汚さ倍増。

行きたい……

 どーしても押し入れに入りたいブロッサム、通称ちびころ。
 なぜそこまで執念を燃やすのだ。

 いちど懲りさせようと思い、中に入っていた時にそのまま扉を閉めてみたが、しばらくして開けたら全然平気な顔で布団の奥をのぞいている最中だった。
 ……なんか憎たらしいなお前。

 ぎっくちゃんを本日病院送り。
 お医者さんに身体中を隅から隅まで調べられたが、どこから出血してるのか結局分からず、また何か異常があったら診てもらうことになった。
 耐える男のぎっくちゃんは、先生につかまれてお腹を触られたり翼を広げられたりしている間も、例によってじっと耐えている。
 時々どうしても我慢できなくなると、むにむにと身をよじらせて逃れようとするのだが、動きがトロいのですぐにつかみ直されてしまう。
 なんというか……不憫な奴。

ガンとばし

 カメラにガンをつけに来たブロッサム、通称ちびころ。
 オートフォーカスなんだから近付かないでほしい……。

 彼女には、自分が気に入った場所をなわばり認定する癖がある。
 なわばり認定するとどうなるかというと、何人たりともそこに近付く奴は許さないという態度に出る。具体的に言えば、他の鳥であろうが人間様の手であろうがカメラであろうが追い払おうとするのである。別に新聞紙の上とかなら、ブロッサム通称ちびころごときがどういう態度に出ようと構わないのだが、パソコンのキーボードをなわばり認定してしまうこともあるので、はっきり言って迷惑している。
 これは相手が苦手なカメラなのでまだガンを飛ばすだけですんでいるが、たとえばベルカがうっかり近付いたりしようものならきっと大変な騒ぎになること請け合い。

いたずらの後

 いたずらを見つかってお仕置きにカゴに放り込まれたベルカ。
 何か言いたそうな顔をしながらもなんとなーく目をそらし気味。

 ベルカは分かっていて悪いことをする時「ぎゅぎゅ、ぎゅぎゅ」という低い独特の声を出す。
 以前は「これ!」と自分で自分を怒っていたのだが、それだとすぐにばれると思ったのか何なのか、いつの間にか鳴き方を変えるようになった。
 もっとも「悪いことをする時には鳴く」という基本はそのまんまなので、相変わらずすぐ見つかってはこうやってお仕置きされている。
 進歩してるのかしてないのか……。