危うい足元

 一見勇敢に威嚇しようとしているように見えますが、ものすごくどきどきしています。

 実は今とまっている止まり木、暇さえあれば囓るので、段々細くなっていっている。
 この調子だとそのうちビビは止まり木もろとも落ちると思うのだが、きっと落ちる瞬間までビビ自身は自分がそういう目に遭うということは想像もしていないんだろうなあ。

毛引き再び

 最近、またヒューストンの毛引きが復活してきた。
 そういうことに気が向くぐらい身体が良くなったということではあるのだが、当然ながら全く嬉しくない。

 こうやって自分のお腹にじっと注目してる時が危ない。
 まあ今の所たまーにしかやっていないので、とりあえずは病院の先生ともども放置の方向で一致。
 しかし、いちど癖になると治らないのは、人間も鳥も同じだね。

お前なんかに言わせない!

 最近「びーび」とか「ちーちゃん」とか(ビビちゃんというのを間違えて覚えたらしい)どうやら人の言葉らしきものを喋るようになったビビ。
 そこで次のステップとしてインコの定番「おはよう」を教えようとしているのだが、これがなかなかうまくいかなくて困っている。
 というのも、ビビのカゴのそばで人間様が「おはよう」と言うと、ヒューストンが黙っていないのだ。
「おはよう」の使い分けだけで自分の気分や感情を表現できる「七色のおはよう」の持ち主であるヒューストンは、人間様が自分以外の鳥におはようと話しかけるのが許せないらしく、ビビに教え始めるとすぐ「おはよう、おはよう!」と自分も大声で連呼して邪魔をし始めるのである。
 そうなるとビビのほうもヒューストンを気にするばかりで覚えるのはそっちのけになってしまう。
 なんか邪魔のしどころが間違ってる気もするんだが。

こっそりぎっく

 またこの鳥はそんなすみっこにはまって……。

 どうやらばれてないと思っているらしく、こちらに背を向けて一生懸命いたずら中。
 
 うっかりフラッシュを焚いてしまったら、いたずらを続けながらしっぽだけをぴっと開いてびっくりを表現。
 なんでそんなしっぽがぼろっちくなってるんだ?

ご休憩

 通路兼休憩場所としてコリドラスたちに人気の素焼きのトンネル。
 高さといい広さといい彼らには理想的らしく、時には数匹が連なったり重なったりして一休みしている。

 超がつくほど温和なコリドラスは、絶対に他の魚にちょっかいを出したり攻撃したりしない。
 ただ、一方では超がつくほどマイペースでもあるので、たまに石か何かと間違えて他の魚に乗り上げちゃったりはしている。

隠れろ!

 人間様が紙をばさっと落としたら、その音に驚いたビビリのビビがカゴの中で大暴れ。
 するとその勢いにさらにぎっくちゃんがびっくり。

 驚くと普通の鳥のように飛び立って逃げるのではなく、まわりの草木にまぎれるように動かなくなるのがサザナミインコ流。
 でもここには草木などはないので、ただの妙なポーズにしか見えない。

 目つきから推測するに、本人はかなり真剣に隠れているつもりらしい。
 野生のサザナミは数羽から十数羽の群れで暮らすそうだが、彼らが驚いた瞬間、一斉にこのポーズで停止する姿を想像するとちょっと笑える。