いつも大体こんな感じで室内を移動するブロッサム、通称ちびころ。
この状態に特になんの疑問も持っていないらしい。
鳥は胸を押さえると窒息してしまうことがあるので、気をつけよう。
「撮ってないで早く連れてってよ!」
はいはい。
ヘイ・ジョージ!
というわけで、横須賀米軍基地で空母『ジョージ・ワシントン』の公開があったので行ってきた。
朝10時少し前ぐらいについたのだが、すでに開門になっているにも関わらず、ゲートからショッパーズプラザのあたりまで人が並んでいるのに恐怖する。
しかもまたしても団塊がやたら多い。
でも、中に入ったらあとはジョージに乗るまでスムーズだったので一安心。
今回、G1にズームレンズをつけてもっていったのだが、これが大失敗。
ジョージではあらゆるものがでかいので、むしろ広角じゃないとはみ出してしまうのだった。
仕方ないのでほとんどの撮影は一緒にもっていっていたリコーのR8で済ませることにした。
ジョージは東京タワーと同じ長さらしい。
去年の『キティホーク』の時はまず飛行甲板に上がってから格納庫に降りるのが順路だったが、今回はまず階段で格納庫に行って、そこから艦載機用の巨大エレベーターで飛行甲板に上がる。
格納庫はもうメリークリスマス。
艦名にちなんでジョージ・ワシントンの絵が壁に描いてある。
こんな感じで飛行甲板へ。
ジョージの艦橋。
艦橋部分に表示されているジョージの艦番号。
人間と比較するとこんな感じの大きさ。
ジョージの飛行甲板から。
左:駆逐艦『マスティン』
右:火災から復活。帰ってきた護衛艦『しらね』
左:太陽の光を受けてはためく星条旗。とにかく風が強くて冗談ではなく立っているのがやっとという時もある。
右:富士山がきれいに見えた。
左:原子力空母なので煙突がない。
右;クリスマスツリー。
専用クレーン。その名も「OOZEKI」
もちろん「YOKOZUNA」もあるが、そのネーミングセンスはどうなのか。
ひととおり見終わって降りようと下をみたら、この行列。
左:岸壁から見上げるとこんな感じ。
右:外側から見たエレベーター。甲板の一部がそのまま上下するような作りになっている。
ジョージのけつ。
左:なんか燃料補給船らしい船の正面顔。ちょっとかわいい。
右:『しらね』と『マスティン』。『しらね』も一般公開していたのだが、ジョージといい勝負の行列っぷりだったのでやめてしまった。
この先見る機会はいくらでもあるし。
基地の入り口近くの丘の上にある建物。旧日本海軍の会議所等をそのまま使っている。
講堂では部隊や部課ごとに飾り付けたクリスマスツリーが何本も飾られていた。
ちなみにいちばん手前のは経理部門のツリー。鎖が札束を束ねる紙帯でできている。
左:駆逐艦『マッキャンベル』のツリー。こうやって名札が全部についている。
右:US NAVAL REPAIR FACTORY(修理工廠)のツリー。モットーは「なんでもできます」らしい……。
入り口には日本海軍時代の表札が今も掲げられている。
同じ海軍として歴史に敬意を払っているのか単に面倒臭いからなのか分からないが、恐らく米軍が使っているからこうやって残されたまま今に至っているのであろうということは確か。
近くの三笠公園にある戦艦『三笠』のけつ。
張りだしているのはスタンウォークといい、司令官がここを散歩した。東郷平八郎も使っているはず。
そういえばNHKがやる『坂の上の雲』の東郷平八郎は渡哲也だそうだが、東郷ってもっと線の細い優男の印象があるなあ……。
展示室にある日本海海戦のハイライトを再現した可動ジオラマ。これが変に芸が細かくて楽しい。
1回5分程で、こういう小さな模型が時系列に添って動いていく。
左:こっちはバルチック艦隊。
右:これは日本の聯合艦隊。
左:砲の発射もムギ球で再現。
右:着弾の水柱だってちゃんと上がる。
撃ち合いながら去っていく両艦隊。
子供の頃は特に興味もなかったけど、大人になって改めて見ると『三笠』って面白いわ。
そしてこの後はさらに軍港巡りのサンセットクルーズへGO。
サンセットクルーズは、12月の一定時期だけやっている日の入りに合わせたクルーズで、日米両艦の国旗降下やイルミネーション点灯が見れたりする。
ちなみに、ここからはG1で撮影。
丁度試験艦『あすか』が入港するのにでくわした。
タグに後ろを向かせてもらい、バックして埠頭に近付いた後さらに横から押してもらってようやく接舷。
この間クルーズ船は邪魔にならないよう近くで待機。
軍では毎日朝8時に国旗を掲揚、日の入り時刻に合わせて降下するのが決まりになっている。
降下時刻が近付いたため、ポール近くで待機する日米の艦の乗員。
国旗降下。これは駆逐艦『マッキャンベル』だが、米軍、海自両方で同じことを同時にやっている。
ジョージの正面顔。
ものすごい横に張りだしてる。
左:ほぼ連番で並んでいる護衛艦3隻。
右:夕暮れの堀割。
米軍のイルミネーション。
G1の限界に挑戦している気がする。
夕焼けを背景に闇に沈む護衛艦。
最初行った時はものすごい人出に愕然としたが、さすがに常識はずれのスケールを誇る世界最大の空母だけあって楽々収容していたのはすごい。
あと、アメリカ人のクリスマスにかける情熱は尋常でないと思う。
ちなみにG1の23点オートフォーカスは、微妙な感じにピンぼけすることが多いような気がする。
個人的には、使えるようで使えない機能って感じ。
○おまけ
そんなところまでツリーを飾っていただかなくとも結構です。
ナントカの手
音に感じる
ほぼ空気
やまあらし
G1修行へ
我が家にやってくる新しいカメラは、まずインコを撮った後、修行として潮風吹きすさぶ(たまに戦車の砂塵にまみれる)場所に連れていかれることになっている。
というわけで、LUMIX G1をたまたま横浜でやっていた海上保安庁の巡視船『いず』一般公開に連れていった。
今回は全部おまかせiAで撮影。ただしうっかり縦横比指定を16:9にしてしまったことに気付いて途中で変更している。
巡視船『いず』
全長110メートルだそうなので、護衛艦でいうと『あぶくま』型ぐらい?
でもあぶくま型って見たことないんだけど。
左:操舵装置。この形なのは小回りをきかせるためだと思う。
右:巡視船のブリッジ。ものすごい広くて3部屋になっている。
ここはエンジンの監視装置や航空管制装置が置いてある真ん中の部屋。この後ろにさ10メートル四方ぐらいの会議室っぽい部屋がある。
医務室。
左:診察用ベッド。
右:病室。膝より下のとっても低いベッド。船が揺れて落ちると大変だからこの高さにしているのかと思ったら、実は病院で使っているのと同じものなのだが、キャスター部分を取ったらこんなに低くなってしまったんだとか。
医務室にはちゃんと患者専用トイレがある。
大型船のせいか、通路が広くて居住性がよさそう。
『いず』の甲板から撮った『くりこま』(大きいほう)と『みさき』(小さいほう)の正面顔。
海保のマスコット。アザラシがモデルのうみまるくん。
他に女の子のうーみんちゃんもいる。
お子様や海保LOVEなおねえちゃんを相手に記念撮影に忙しい海猿の人(とその装備)。
見てるほうがちょっと寒いです。
こちらは作業服と防護服に身を包んだ機動防護隊のマネキン。
青い海と白いマンション群をバックにさわやかに微笑むマネキン。
左:船尾側上甲板から。
右:船首側上甲板から。
このシルエットはきっと機関砲。
護衛艦にくらべるとブリッジ構造物が大きいのが分かる。
ちなみに、べたべた貼られているのは、子供が対象の海の絵画コンクールの作品。
この後救難訓練展示に参加するヘリが飛んできてアプローチサービス。
港にはいろんなサイズの船がごちゃごちゃと停泊している。
どこかで似たような風景を見たことがあって、どこだろうと思っていたのだが、実家近くの漁港だということにようやく思い当たった。
で、ここで救難訓練等の海上展示があるということなので、見に行ってみた。
基地のお向かいはあまり知られていないが米軍基地になっている。
横須賀にいるのは戦闘艦艇だが、ここにいるのは割と特殊艦艇が多い。
左:多分なんか補給艦あたりだと思うんだけど……。
右:後ろのでっぱった構造物から考えると、きっとケーブル敷設艦。
展示をやるといっても別に立ち入り禁止指定をしているわけではないので、定期船やプレジャーボートがどんどん入ってくる。
そのたびに警備担当船がすっとんできて「ここ入らないでください」とか放送したりしているのだが、中には空気読めずにしきりとうろちょろしては手を振っていったりするおばかなモーターボートがいたりして、なかなか大変。
この遊覧船もなかなか言われた通りにしないので、巡視艇から「聞こえてます?」とかツッコミ入れられてた。
まずは巡視艇3隻の行進。
サイレンを鳴らしながら一斉に回頭して海上を横切っていく。
そして今度はものすごいスピードで戻ってくる。
3隻の残した波にあおられて大揺れしている通りすがりのシーバス。
左:次はおなじみヘリによる救助訓練。
右:遭難船役の巡視艇に近付く救助ヘリ。ダウンウオッシュに太陽光が当たってうっすらと七色になっている。
虹を敷いた救難ヘリから、遭難船役の巡視艇に救助員がロープ1本で乗り移る荒技を披露。
……の瞬間、観客の視界を遮って悠々と通り過ぎていくクルーズ船『マリンルージュ』。
なんなんだお前は!
そしてさらに釣り上げ作業時にはなんかの作業船が乱入。
左:救難展示が終わると巡視艇『はまぐも』の放水展示。
右:虹だー。
ちなみに、救難展示が終わった時点で展示終了と勘違いして帰っちゃった人たちが結構いて、『はまぐも』からの「放水展示始めまーす」という放送にわらわら戻ってきていたのがちょっとおかしかった。
展示終了後、駐機場に降りようとしている救難ヘリと、この後行われる地上での救難展示の準備に走っていく救難員。
『いず』と並んで停泊していた消防船『ひりゅう』。
双胴船。
そしてついでに晒し者になっている常設展示されている某国工作船も見てきた。
こぢんまりとした内容だったが、体験物とかが多くて面白かった。
G1は液晶モニターが実際の画像より鮮やかに表示される傾向があるようで、液晶で確認した時にはいいと思ってもPhotoshopで見ると妙にくすんだ色になっていたり色転びしていたりしたのがちょっと不満。
あと、狭い範囲にめいっぱいボタンやスイッチを配置しているせいか、写す時に無意識にいらないボタンを押してしまうということが割とあった。
○おまけ
かわいかったので買ってみた海保お弁当袋。
家でG1を入れるのに使おう。
……目がちかちかする……。
女流一眼
買ってみた。
LUMIX G-1 ダブルズームレンズキット。
こんなことばかりやってるからいつまでも貯金がたまらない。
ちまたでは「小さい」と評判だが、D60とくらべてみるとそれほど小さくはない。
あと、G1はズームにするとレンズが相当せり出してくる(しかもカッコ悪い)。
ただ、G1のほうが確かに華奢な印象ではある。
あと、ファインダーが液晶なので、速い動きのものにはどうしても反応が遅れる。
自衛隊的に言うと、観艦式はいけるが航空祭はきっと無理。でも総火演のシート席は、可動モニターがあるのでカメラを人の頭越しに構えて液晶で確認しながら撮るという技が使えそう。後ろの人から怒られる気もするけど。
鳥的には、可動液晶モニターのお陰で、低い位置にいても同じ目線で撮ることができるのがいい。
ただし、上記のとおり速い動きをされるとタイムラグが起こってしまうので、一瞬ネタは厳しそう。
カメラをテーブルに置いて撮ってみた。
そしてやっぱり囓られた。
空中生活
分からない人々
ビビはいつまでたってもくちばしに屑をくっつけずには餌が食べられないらしい。
というか、いつまでもくちばしに餌屑をくっつけっぱなしで平気でいられるというのが良く分からない。
マメルリハって野生でもこんななんだろうか?
そんな顔ですましてみても駄目だぞ。
ところで、ニュースを眺めていたらこんなのを見つけたのだが。
民主党金融チームが金融危機対応の追加策、日銀による地銀出資など盛り込む(ロイター)の中の1項目。
・IMF(国際通貨基金)への資金支援だけでなく、特定国への個別支援
確か、この間のG21でIMF強化の方向性が打ち出されたばかりだと思うんだが、言ってる端から自分たちはIMF関係なく勝手に特定の国を支援しますよって党を上げて公言しちゃうのは、さすがにどうなんだろう……。