両方ともジーンズのポケットに入ります

 SONYのVAIO Type Pをボーナス一括で購入。というか買ったのはもう1ヶ月ほど前なのだが。
 前からSSDってどんなものか使ってみたいと思っていたのでSSDモデルにしたのだが、なんかいろいろ変なバンドルが入ってるせいか工人舎パソコンにVista乗っけてた時より動作が遅く、結果として全くSSDのありがたみを体感できていない。
 もういっそのことまたXPにしたいのだが、どうやらSONYパソコンはドライバが特殊らしくて、工人舎の時のように美しくはいかないっぽい。
 でもいらついている人間様を尻目に、珍しい物好きのぎっくちゃんは大層ご機嫌。

「うふ」

「うふ」
 ……不気味な喜びかたをしないでほしい。

絶対にあげない

 こだわりのある男ぎっくちゃんがいちばん好きなオモチャは、他ならぬ自分の抜けた羽。

 風切り羽が抜けたので、足で押さえていたずら。

 器用に片足で持ってなおも囓る。

「…………」

 ……なんでそんな遠くに行くんだ。
 お前やな感じ。

ちょっぴりショック

 およちゃん。
 最近ちょっと気になってたんだけど、その眼の横にはえてきた白いの、前はなかったよね。
 もしかして白髪?

「え……」
 まあ年齢的にはあってもおかしくはないのだが。
 犬や猫の白髪は聞くけど、インコって白髪になるんかいな。

ちょっとしたいやがらせ

 最近、ぎっくちゃんは電話をライバル視しているらしい。
 電話をかけ始めると身を乗り出して様子を伺っている。
 そしてしばらくすると、人間様がすぐそばにいるのに全力で呼び鳴きを始める。

「だってかまってほしいし……」
 まるで普段人間様が全くかまってないみたいじゃないか。

道半ば

 毎日ヒマワリやスーパー袋のカサカサで釣り続けたところ、2週間近く経ってようやく新お立ち台に接近できるようになった。
 いや長い道のりだったねえ。

 でもまだ乗るのは恐くてできないんだけどね。

潜水艦3連投

 3冊まとめて読んでみた。

 左から
 ぎっくちゃん。
 重巡インディアナポリスを撃沈した潜水艦長の手記『伊号58帰投せり』。
 それを元に架空の登場人物などを加えて創作された小説『雷撃深度十九・五』。
 さらにそれを元ネタにした(と言い張っている)映画のノベライズ『真夏のオリオン』。
 ちなみに『伊号58帰投せり』は数年前に古本屋で買って積ん読してたもので昭和27年版。
『戦後風雲録』と『人間中野正剛』の宣伝チラシつき。
 ……読んで真っ先に思ったのは、なんで『真夏のオリオン』が『雷撃深度十九・五』を原作と言い張るのか分からない、ということ。
 同じなのは一部の登場人物の名前だけで、あとは全くこの2作品に関連性がない。完全に別の物語である。ただ、『雷撃深度』の最も印象的な作戦のいくつかがそのまま『真夏の』でも使われており、まあこれが原作ということなのかなと思えば思えないこともない。
 というか、ありていに言えば、潜水艦の戦闘なんて知識のない素人が考えるのは難しいから、アリ物から都合良くパクっちゃいましたてへっ☆ でも盗んだと言われるのはいやだから一応登場人物何人か同じ名前にしといて、つっこまれたらあれが原作なんですと言い逃れできるようにしといたよ。というほうが表現としては正確かも。
 だって、これだけまんまコピーしているくせに、『真夏の』のほうは『雷撃深度』を完全スルー、原作として名前を出すことはもちろん、参考資料にすらあげていないってどう見ても不自然すぎ。『伊号58帰投せり』と、『雷撃深度』の作者が書いた『ミッドウェイの刺客』は参考資料にちゃんと入れているのに。パクリがばれるから意図的にはずしてるんじゃないか? って思うですよ。
 とりあえず、『真夏のオリオン』は、日本海軍についてある程度知識のある人がギャグとして読むと面白いと思う。