カサカサな音

 スーパー袋のカサカサ音が大好きなビビ。

 最近、噛めば自分でもカサカサ音が出せることに気付きつつあるらしい。
 もうあんまり大好きなので、羽づくろいの最中だろうが眠くてうとうとしていようが、少しでもカサリという音がすると──たとえば、人間様がゴミ入れにするために袋を開いたりとか──途端に頭の羽をふくらませて大はしゃぎを始めてしまう。
 そして音が止むとあたふたと音源を探し回り、また音がするのを一生懸命な顔で待つのである。
 なんかもう好きを通り越して取り憑かれているとしか思えない行動なのだが、何か本能に組み込まれているのだろうか?

羽の色

 全身青と黒のぎっくちゃんだが、鼻の間にはえている羽だけはなぜか白い。

 どうしてもピントが甘いF40fd。
 新しいカメラのほうが劣っているというのもどうなんだか。
 今さらながらだが、鳥の羽で抜けてもちゃんとまた同じ模様のものがはえてくるのが昔から不思議で仕方ない。
 いや、理屈としての遺伝子のしくみは分かっているし、それが発現するシステムも知っているのだが、感覚として、たとえば1枚の1センチぐらいの羽の中の青と黒の色の配分とか、そんな細かいところまで正確に再現されてきているのはすごいなといつも思う。
 もっとも、この正確極まりないシステムも歳を取ると鈍ってくるらしく、推定12歳のブロッサム、通称ちびころなどは、最近明らかに間違った場所に赤い羽がはえてきてたりする。

物思い

 最近のぎっくちゃんは、暇さえあればテーブルの隅へ行って、ヒマワリの種に夢中なブロッサム、通称ちびころをひっそりと眺めている。

 ひっそり。
 なんでそんなに背中に哀愁が漂っているのだ。

プチモヒカン

 朝。
 起きたら早速かまってほしくてやってきたブロッサム、通称ちびころだったが。

 なんじゃその頭は。
 背中にくちばしをつっこむインコの就寝スタイルで、そんな所に寝ぐせがつく訳はないのだが……。

 しかも自分じゃ見えないもんだから、すました顔して待っている。
 どっちにしろ朝は忙しいから、相手する暇は人間様にはないのである。
 おまけにこの日は始業が9時半なのに起きたら10時過ぎでびっくりだし。

変貌する見張り台。

 去年の8月に買ったこのかじり木。

  ビビけつ。
 ビビはもうすっかり気に入って、遊んだり囓ったり見張り台にしたりと日々愛用しているのだが、ふと気付けばこんな有様に……。

 インコのくちばしが作り出したすっきりシャープな斜めのラインがモダンな印象。
 ビビも斜めになってとまっているのだが、写真を撮ろうとしたら逃げてしまった。

 しょーがないからとりあえずこうしておこう。

拾い食い

 餌入れを掃除のために外に出していたら、お腹がすいてきたらしいぎっくちゃんが水入れに浮いてる餌粒を拾って食べ始めた。
 すぐ入れてあげるからみみっちい真似はよしなさい。

 しかもそんな窮屈そうな格好で……。

鳥頭

 丸っこい頭はインコをかわいく見せる特徴のひとつだが、この形は強力なくちばしを支える筋肉によって作られている。
 つまり、頭が丸ければ丸いほど、くちばしの力も強いということになる。
 そこで我が家のインコどもの頭の形を比べてみると……。

 無邪気な顔をしているが噛まれれば流血必至。歩く凶器のヒューストン。

 割り箸1本を3日で齧りつくすビビ。

 ちょっと殻の固いヒマワリの種は食べるのがいやで残すブロッサム、通称ちびころ。

 噛むと言うよりどつく攻撃しかできないぎっくちゃん。
 わざわざ片足になって見なくていいから。
 確かに、鼻から頭頂部までの高さが高いほどくちばしも強力になっていく模様。

1本足打法

 そういえば、閏年なんてすっかり気にしなくなったなあ。

 足出てるぞ。
 くつろぐ時の片足の上げかたも、鳥によって個性がある。
 ビビは割と高く足を上げる癖があるようで、時々胸あたりからつま先が見えていることがある。
 それで果たしてくつろげているのか、人間様的にはちょっと疑問。