多分インコを輪切りにすると、切り口は円になるんだろうと思う。
真上から見たビビ。
人間様本体はビビの視線の先に座ったまま、カメラだけカゴの上にかざして撮ったために端っこになってしまっている。
つのぎっく
そばにいて
今日もおやつコーナーでご機嫌。
なんでうちのインコどもは時々上を気にしているのだろう?
ビビはカゴから出る時と入る時には人間様を頼ってくるが、それ以外は知らんぷりである。
じゃあまあ食べてる間に片付けでもするかと立ち上がってビビに背を向けると、途端に背後から「ぴ、ぴ」という小さな呼び声がする。
振り返るとビビがすがるような目をして追いかけてきているので、もう入りたくなったかとそばに行って手を出すと、そのままUターンしてヒマワリの所へ戻り、何事もなかったかのように食べ始める。
そこでまた背を向けて片付けにかかろうとすると、また「ぴ、ぴ」と不安げな声がして、必死に追いかけてくるビビがいる。
……つまり、食べてる時もそばにいてくれないと嫌なんだな?
間違ったコレクション
もともとは古くなったインコ蹂躙用ラグに代わるものをと思って始めたキリム探しだが、気付けば妙に購入枚数が増えている。
何か激しく道を誤っている気もしないでもないが、せっかく買ったものなのでとりあえず写真を撮ってみた。
エルサリ部族のモチーフを使ったトルクメニスタン絨毯。
前に買ったキリムが薄すぎて冷えるので結局購入。
つるつるで肌触り抜群。
さらに座布団代わりに購入。ギャッペ(ギャペ)という毛足の長い2センチぐらいある分厚い絨毯。90×60ぐらいの小さな物。
素足で長時間上に立っていても全然足が冷たくならない優れものだが、何しろ分厚いのでしまう場所がない。
夏どうしよう。
事実上蹂躙用と化しているウシャクのキリム。真ん中の麦の穂のモチーフが特徴。
インコどもが出る時にはこれをトルクメニスタン絨毯の上に敷いている。
このキリムは総シルク。
フリンジの部分などまさに「絹」という感じのつやつやきらきらっぷりだが、実はシルクキリムは手入れが難しい上に痛みやすいので実用には全く向かないのだった。
これも総シルク。90×60ぐらいの小さな物。
これぐらいだったら椅子の背とかにかけられそうだが、我が家には実は椅子がない。
シャルキョイと呼ばれる地方の40年物キリム。ちょっとヨーロッパテイストなのが特徴。
年代物だがこれより遙かに安い。
グーチャンと呼ばれる地方のキリム。ちょっとゴザっぽい感触で座るとちくちくする。
まわりの色とりどりの刺繍が手が込んでてきれいだが、裏を見ると毛糸みたいな太い糸でやってあるのでびっくり。
チュニジアのキリム。白いのはガゼルでとってもかわいい顔をしている。地元でも人気らしい。
40×30ぐらい。
パソコンの前に敷いていたらぎっくちゃんが来なくなった。
本棚の前用。70×40ぐらい。
台所の流し前用。これも70×40ぐらい。
購入して2ヶ月足らずで焼きたてのハンバーグを上に転がしてしまい、洗濯する羽目になった。
そういえば高級絨毯の象徴(?)みたいに書かれる「足が沈むような絨毯」だが、いろいろ絨毯を見てると、実はその表現ってあまり合ってないっぽいのではという気がしてきた。
絨毯の厚みや毛の長さというのは、高級低級ではなくて単なる織りかたの特徴のひとつにすぎなくて、たとえばトルコのスルタン宮殿に敷いてある絨毯は皆毛足が短いものだし、ヨーロッパでもいわゆる高級と言われて珍重されるのはトルコやペルシャのやっぱり毛足の短いものが多い。
重い絨毯ほど良いと言われるのは確かだが、これは織り目が細かくてその分多くの毛が使われている絨毯が良いためであって、厚さや毛の長さはあんまり関係ない。
要するに、高級絨毯といっても千差万別であって、それをこれしかないというように「足が沈むような」としか表現しないのは、逆に高級絨毯を知らないと取られてしまうことにもなりかねない可能性もあるかもしれない。
鳥なのに猫背
さて、ぎっくちゃんの平地での立ち方は、他のインコに比べて独特である。
たたずむぎっくちゃん(多分普通状態)。
たたずむブロッサ……いや寄ってこなくていいから。
「?」
遠くに行かせて改めて、たたずむブロッサム、通称ちびころ(普通状態)。
普通のインコは頭を高く、胸を張って立つのだが、ぎっくちゃんは頭を低くし背を丸めて立つ。
なんか自然の状態では、こうやって枝とかの陰に隠れるようにして枝伝いに歩き回りながら暮らしているのだろうということ。
枝葉の間をくぐりながら移動するので、頭を高くするより低くして猫背気味の姿勢でいたほうが都合がいいらしい。
伝聞調なのは、サザナミインコの野生での生活について、詳しい資料が(少なくとも日本語では)まだないから。
やっぱり、ゴキブリと変わらないんじゃないかな。
ヒューちゃんとバームクーヘン
共有オモチャ
『あたご』と漁船の衝突について、漁協の側から、漁船団は『あたご』を30分前からレーダー捕捉していたこととか、彼ら自身が『あたご』を避けた体験談とか、いろいろ出てきている。
つまり「自分たちには分かっていたのだから、イージスも分かっていたはず」「衝突した1隻だけが危ない目にあわせられた訳ではない」という主張をしているのだが、そうなると逆に根本的かつ素朴な疑問が浮かんでくる。
30分も前から漁船の側では『あたご』の動きをレーダーで捕らえ、しかも他の漁船は全て『あたご』を回避しているのに、なぜ1隻だけ衝突ということになったのか?
漁協の側にも、実は表に出していない都合の悪い事実があるような気がする。
それはさておき。
なんか出てる。
ぎっくちゃんにとって大変嬉しいもぐりオモチャであるこの銀行のパンフは、同時にブロッサム、通称ちびころにとっては手頃な囓りオモチャでもある。
なのでぎっくちゃんがいなくなると、ブロッサム、通称ちびころがやってきては囓っている。
いつの間にかじわじわと囓られていっている隠れ家を、ぎっくちゃんはどう考えているのだろう。
……多分気付いてないな、こいつは。