チョコレート業界の陰謀

 いきなり部下の女の子たちがチョコレートをくれてびびったのだが、最近では同性の友だちとかでもチョコをやりとりするんだってね。
 それはさておき。
 今日も噛みちぎったティッシュをガムみたいに丸めて噛んでいるビビ。
 最近では、水につけて湿らせてから噛むという意味不明な高等技も使うようになった。

 噛みちぎって……

 もぐもぐもぐもぐ。

 噛みちぎって……

 もぐもぐもぐもぐ。
 ……まずくちばしについてるエサを拭かんかい!

上から目線

 物置代わりのロフトベッドの上から人間様を見おろしてちょっと偉そう。
 というか鳥社会では位置がそのまま立場になるので、この時のブロッサム、通称ちびころは名実共に人間様より上位にいるのである。
 ……まあ、この時に限ったことじゃないけどさ。

「ふふん」
 そういえばお前、子供の頃もそこが好きでやたら居座ってたんだが、覚えてるか?

下着でおしゃれ

 実はビビは翼の下にこんなきれいな羽を隠しているのです。

 なんか目の上のはえかけの鞘羽が眉毛っぽくてちょっとマヌケ。
 実際は写真よりもっと色が濃くて、しかもつやつや輝いている。
 目の後ろの青い部分と併せて、これがオスの印なんだとか。
 でも別にメスを口説く時に広げてみせるとか、そういう訳でもないらしい。
 人間で言えば、外見はグレーのスーツだけどパンツが派手とかそんな感じか?

 ちょっとだけよ。

お風呂に入っておでかけ

 水浴びの直後なのに外で遊びたがり、強引に出てきた2羽。
 水振り飛ばしながら飛ぶからいやなんだよね。

 いつも通りお気に入りのプリンタまで飛んだはいいが、濡れたせいで飛翔力が落ち、着地に失敗しかけてドキドキしているぎっくちゃん。
 またインコではない別の生物と化している。

 こちらは人間様の膝に登ってきたら、電気膝掛けで暖かくてそのまま眠ってしまったブロッサム、通称ちびころ。
 乾くまで絶対そこから動くんじゃないぞ。

実録右往左往

 すみません、昨日は胃痛で会社休んだりしてました。

 クリックするとムービーが始まります。
 WMVファイル 4.3MB(32秒)
 指につられて右へ行ったり左へ行ったり。
 でも最後には釣られてることに気付いたらしい。
 気付くだけ進化したな。

Don’t disturb.

 朝。
 インコどもが驚かないように、カゴにかけているおやすみ布を取るときにはいつも声をかけることにしている。
 それでも、布を取ると現われるのは、きょとんとしているブロッサム、通称ちびころや低くなって硬直しているぎっくちゃんや、どうしたらいいか分からなくなって威嚇しまくるヒューストンや、そんなのばっかりである。
 特に、こちらに背中を向けて止まり木の隅で羽をぶるぶる震わせながら、かわいそうなぐらいおびえた目をして振り向くビビを見ると、もしかして起こしてしまったのは大きな間違いではないかという気分にすらなる。
 というか、そろそろ起きる時間ぐらい覚えてほしい。

仏頂面

 久々に実家に帰ったら、相変わらずの猫がいた。
 人間で言えばそろそろ80歳ぐらいといったところか。

 犬みたいに人間様を迎えに出てきたあと、母親の膝の上でくつろいでいる。
 ……はずなのだが、なぜか黙って耐えているようにしか見えない。
 お前、本当は人間が嫌いなんじゃないか?