対角線

 ブロッサム、通称ちびころがテーブルの上で遊んでいるのに、うっかり飛んできてしまったぎっくちゃん。
 どうやら激しく後悔している模様。

 びくびく。
 ……だからお前さ、来る前に1回確認してからとか思わないかね?

上から目線

 人間様が台所で仕事をしていると、必ずやってきてカーテンレールの上から覗くぎっくちゃん。

 興味津々。
 どうやら肩の上よりここのほうが、脚でがっちりレールをホールドできるのでとまりやすいらしい。
 でもこうやって身じろぎもせずに見つめ続けられると人間様のほうが落ち着かないので、できれば肩にとまっていてほしい。

あの子嫌い

 ブロッサム、通称ちびころはどうやらビビが苦手らしい。

 おやつコーナーのブロッサム、通称ちびころ。
 そろそろヒマワリも食べ飽きて、どこかで遊ぼうかと考え中。

 そこに近付いていくビビ。
 ぎっくちゃんがこんな距離にやってきたらまず確実に襲いにいくのだが、相手がビビというのに気付くと一瞬威嚇した後、自分からさっさと退避した。

 ラッキーとばかりにおやつコーナーにはりつくビビを尻目に、わざと背を向けて遠くで何かせせくり始めるブロッサム、通称ちびころ。
 背中からなんか関わりたくないオーラが出ている。
 まあ、鳥にもいろいろとあるんだね。

つばさ


 ビビの翼。
 いつになったら風切り羽が完全にのびるんだろうと思っていたんだが、どうやらこれで完成形らしい。
 こんなんでいいのか……。

 しっぽの長いブロッサム、通称ちびころが風切り羽も長いのは当然として。

 あのぎっちゃんですら翼だけならこれだけ立派なものを持っているというのに。

 ……そんな得意げな顔でこっち見なくていいから。

あなただけが頼り

 ヒマワリをたらふく食べて、そろそろテーブルの上のカゴに帰りたいと人間様のところへやってきたビビ。
 いつもならここで手に乗せて上げてやるのだが、わざと無視してみたら大変困った模様。

 ぴ、ぴ、と小さな声で鳴きながらうろうろ、おろおろしては、人間様のスカートを引っ張ったりしている。

 手を出したら安心したように飛び乗ってきた。
 でも、テーブルまで運んでやるとあとは知らん顔。

悪事の証拠

 ぎっくちゃんのおやすみカバーの隅がこんなになっているのを発見。

 あーあ。
 カゴの天井付近に当たる位置なので、かなり根性入れないとここまで囓れないはず。
 そして、今朝ついに証拠を発見。

 いつものとおり「おはよー」と寄ってきたぎくちゃん。
 しかしそのくちばしの下には黒い糸くずがっ!
 人間様が起きている間はそれらしき音はしないので、全てが寝静まった夜更けになってから囓っているらしいのだが。
 何を深夜にそんなに頑張る必要があるのか……。

PSI海上阻止訓練

 昨日あたりニュースになっていたが、13日から自衛隊を中心に7カ国合同で『拡散に対する安全保障構想(PSI)海上阻止訓練』が行われている(なんの拡散?)。
 今日はそのうち護衛艦と英、オーストラリア、フランスのフリゲートが横須賀で一般公開されたので、行ってきた。
 開始が14時からで、13時半には現地に着いたのに、ボディチェックゲート前はもうこの行列。

 ディズニーランドのアトラクションですか?

 左:左から護衛艦『まきなみ』、試験艦『あすか(見学はなし)』。
 右:左から英艦『モンマス』、オーストラリア艦『パース』、フランス艦『ヴァンデミエール』

 ヤマトっぽく『まきなみ』の速射砲ごしに艦橋を見てみた。

 この間のマリンフェスタで飛んでたSH-60J。なんかクジラの尾びれみたい。

 外国艦への道。
 また並んでる……。

 艦名の幕も由緒ありげ。
 それにしても、こんな所まで乳母車で乗りつける親ってどうよ?
 しかもやってるの自衛官らしいし。

 ロイヤルネイビーの象徴、煙突には王冠のエンブレム。

 なんかハープーン発射装置の下にあった妙にアナログなカートっぽいもの。
 奥の仕切りのサイズが発射管にぴったりな所を見ると、ここにミサイルを置いてよいしょと装填するのか?

『モンマス』と『パース』の艦橋。
 とにかく人が多いので、どういう撮り方をしてもオヤジの頭とかが写りこんでしまう。

『モンマス』から見た『ヴァンデミエール』のフランス国旗と猿島。

 針路表示もかっちり。さすが紳士の国イギリス。

 でも中は触ったら感電しそうな電気回路むきだし。

 ロジスティック・オフィサーって主計士官室?
 格調高げな扉とプレートはさすが貴族の国イギリス。

 でもひとつラッタルを上がると、かなり空気読めてなさそうな緊急通報に関する注意書き。

 艦橋。設備は護衛艦と同じだが、配置がかなり違う。
 窓際にずらりとまとめてあるので、ずいぶん広々とした感じがする。
 ついでに床はカーペット敷き。

 操業中の漁船に注意、ということか?
 どこの国も大変だね。

 整備中らしいヘリコプター。ローターのブレード(っていうの?)の形がなんか違う。
 ノーズに描いてあるモーターヘッドっぽいシンボルマークがかっこいい。

『パース』の格納庫。手前のお姉ちゃんは画面外のオーストラリア士官の撮影に夢中。
 何を言っても聞こえなさそうなのでそのままシャッターを押した。
 今日はこんな風に外国人士官の写真コレクションに励む女性が目立ったが、そんなもんコレクションしてどうすんだろう?

 のぞいてみたらトレーニング室だった。並んでいるのはダンベル。
 ビリーもやったりするんだろうか?

 格納庫の所に置いてあったもの。
 ずらりと並んだポケットに乗員の名前がひとりひとり書いてあって、何かと思ったら居場所確認表らしい。
 勤務中は「DUTY」、艦内にいれば「IN」、外出中なら「OUT」の札をポケットに入れておく。
 そういえば、士官に「YAMAMOTO」と読める名字があったんだが、日系人かな?

『パース』のエンブレム。
 そういえばこの艦の艦長は女性。初めての女性艦長だそうな。

 アイロン台とアイロン……。

『パース』から撮った『あすか』と『まきなみ』のお尻。

『パース』艦橋。配置は『モンマス』と似てる。
 この前にCICを見せてくれたのだが、さすがにそこは撮影禁止。
 ……そういえば手前のこのオヤジ、前の写真にも写りこんでたような……。

『パース』と『ヴァンデミエール』の艦橋。
『ヴァンデミエール』は英、豪の艦よりひとまわり小さい。
 そのせいか乗っていても他の艦より揺れる感じがした。

『ヴァンデミエール』のヘリ。真っ黒でかっこいいが、正面から迫ってこられたらものすごく恐そうだ。

 そんなもので順路の指示をしないでください……。

 士官の制服一覧らしい。半ズボンいまだ健在。

 機械室。ここも設備は護衛艦と同じだが、配置が違う。
 乗員の人がひとりいたので説明してもらおうと思ったのだが、当然ながらお互い相手の言葉が全然分からない。
 しょーがなくて双方外国語である片言の英単語と身振り手振りで頑張った。
 でも最後はちゃんと「メルシー」って言ったよママン。

 降りたら風が強くなって、いい感じに国旗がなびいていた。

 今日の公開の全体像。
 こうやって見ると護衛艦もけっこうでかい。
 今回、外国艦は全部フリゲートだったのだが、やっぱり国によって結構雰囲気が違って面白かった。
 そういえば、案内などに出ている人が階級を問わず皆白人なのが少し不思議だったのだが、海軍って意外と東洋系や黒人っていないものなんだろうか?
 ちなみにいちばん見れる場所が少なくてつまんなかったのは『まきなみ』だったのはここだけの話。
○おまけ

『ヴァンデミエール』の売店。
 ……ライオン歯磨き……?

50年前の新しいカーペット

 日夜インコどもにフンをされたりかじられたりし続けている無印良品のラグマット。
 最近なんだか形が歪んでへたれてきたので、何かかわりはないかと思っていたら、良く行くデパートのペルシャ展示会でこんなものを見つけた。

『キリム』という、トルコとかイスラム圏の遊牧民が織ったウールの薄手のカーペット。
 遊牧民が使うものなのでとにかく丈夫。100年ぐらいは軽くもつらしい。これも未使用品だが50年ぐらいはたってるんだとか。
 ちなみに中央の顔みたいなのは魔よけとのこと。

 なんかかわいい動物模様。
 手織りなので1匹1匹表情が違う。
 ちなみにお値段は、行きつけ価格で2割以上割引してもらって、無印良品ラグが100枚以上買える程度。
 確かにネットで検索してみても、未使用品の50年物でこれだけ緻密な模様のものはなかなかないのでしょーがないかと思う価格ではあるのだが、そんなわけでとてもではないがインコどもに蹂躙させる気にはなれず、いまだに無印良品は現役のままである。
 まあ、人生に計算違いはつきものだよね。