完全防御態勢

 ……なにその格好。

「…………」
 カゴの掃除をされるのが大嫌いなヒューストンは、人間様が掃除道具を持って近付くとこうやって待ちかまえている。
 でも、オモチャを背中に乗せることにどういう意味があるのかは、人間様には全く不明。
 で、じらすとそのうち切れて襲ってくる。

 わあ!

羽の色

 霧吹きを待つヒューストン。

「霧吹き好き」
 ヒューストンは実は割と羽が長くて、しかも緑色なのは先のほうだけである。
 真ん中から下はとっても柔らかそうな純白で、こんな風にあらわになっていたりするととっても触りたい気分になる。
 絶対触らせてくれないんだけどね。

デブへの楽園

 とうとう禁断の楽園を見つけてしまったビビ。

 すごい満足げ。
 もう最近のビビはおやつコーナーでヒマワリを食べることしか頭にないらしく、出すと視線はここに釘付け。
 一生懸命首をのばしたり縮めたりして、行きたい、行きたいと訴えてくるので(自分では行けない)、ちょっとだけ連れていってやっている。
 何しろ身体が小さい割に食べる量が他の鳥と変わらんので、好きなだけ食べさせるとデブ確実。

飛びビビ

 栗田ターンと安倍総理の辞任は、もしかすると同じ境地でのことだったんだろうか? と香山リカの知ったかぶりな心理分析を見ていてちょっと思った。
 でもどう見ても、安倍総理より小沢党首のほうが無責任に見えるんだけどなあ……。
 それはさておき。
 やっと風切り羽が生えそろってきたビビだが、実はこの鳥は飛ぶことそのものがうまくできないらしいのに最近気付いた。
 まあ、生まれてこのかた文字どおりの箱入り暮らしで自由に飛ばせてもらったことなどないだろうし、無理もない話ではあるのだが、問題は飛べないくせに飛ぶ気だけはあるところ。
 今日も外で遊ばせていたら、何を思ったのかロフトベッドのハシゴの最上段めがめていきなりばっと飛び上がった。
 その高さ約1.5メートル。なんとか高さは達したものの、飛ぶことに慣れない悲しさ、着地しようとして足を滑らせご丁寧にハシゴの一段一段にぶつかりながら転げ落ちてきた。

なんか見えてる

 目覚まし時計にちょっかいを出すブロッサム、通称ちびころ。

 上の部分に自分の顔が歪んで映るのが不思議で仕方ないらしい。
 もう背中が興味津々。
 ……1年以上前からそのへんに置いてあるのに、今頃になって気付くあたりがやっぱり鳥。

征服欲

 だからそういう角度で写るのは、かわいくないからやめてくれないかな。

「なによ」
 最近のブロッサム、通称ちびころは、一旦外に出るとなかなか入りたがらない。
 頭を掻いてやろうと指をだしても、つかまえられると思うのかとことこと逃げていってしまう。
 そして人間様の手の届かないところからじっと見つめていたりする。
 かといって放っておくと、別に何をするでもなく、漠然と羽づくろいをしたりふくらんで半分寝ながらたたずんでいたりするだけである。
 そんな時には人間様が床に寝転がると、待ってましたとばかりにブロッサム、通称ちびころは駆け寄ってきて、身体の上によじのぼる。
 そして一旦よじのぼると、もうその後は人間様に触られようが掴まれようがそのままカゴに入れられようが、平気な顔をしている。
 つまり、外に出た以上いちどは人間様の上に登らないと、カゴに戻りたくないらしい。
 ……なんでそう、困った習慣ばかりつくんだお前は。

通りゃんせ

 いつものカップで烏龍茶を飲んでいたら、例によってぎっくちゃんがいそいそとやってきた。
 ほんとに好きだねお前。

 今日はカップではなく、ティーポットのほうに興味ありげ。
 ガラスに自分の顔が映っているのが不思議らしく、しげしげと眺めている。

 そのうち何かを思いついたらしく、カップとポットの間にはまってみている。

 ちょっと好みに合わなかったらしく、向きを変えて今度は反対側から試してみる。

 満足げ。
 ……まあいいけどね、お茶飲み終わってるし。

暑(苦し)いポーズ

 さすがに垂れるには暑い季節のようで、最近垂れ姿を見ることがあまりないぎっくちゃん。
 そのかわり、こんな格好を良くしている。

 おもちゃに頭をすり寄せながら、自分であごのあたりを掻いているらしい。
 ……なんか、普通に垂れてるのより暑苦しいんですけど。