まだらの鳥

 最近ビビ続き。
 ぎっくちゃんに霧吹きをしていたらビビが羨ましげな顔で見ていたので、ついでにかけてやった。
 でも慌てて逃げ回るのですぐにやめたら、その後、金網についている水滴を一生懸命浴びようとしている。
 ……やっぱり、どうもお前とはタイミングが合わないな。

 しかもなんでそんなまだらになってるんだ。

うたはともだち

 何がそんなに楽しいのか、暇さえあればさえずっているビビ。

 さえずる時もあまり口を開けないので、こうやって見ると何をやっているか分からない。
 ぎっくちゃんと同じで音楽好きなので、人間様が音楽を聞いていると、一緒になってちゅるちゅる、ぴちぴちやっている。
 音の強弱程度は理解しているのか、感心なことに音楽が盛り上がるとさえずりもちゃんと盛り上がっている。
 ……でも正直に言うと、たまにはさえずりの入らない音楽をひとり静かに聞きたいと人間様は時々思うのだが。

指標

 襲撃してきた保険屋の応対をしてたら、蛾が家の中に入ってそのまま行方不明に。
 一体どこに行ったのかと思っていたら、何やらしきりと上を見上げているビビ。

 天井に貼り付いてました。
 さて、この蛾を連れてきた保険屋だが、どうも新入社員君が研修の一環で勧誘しているらしい。
「ご結婚まだなんですか? じゃあぜひ僕と~。今度食事にでも~」なんて調子のいいことを言っていたが、それはいわゆるデート商法というものに当たる可能性があるので、注意するように。
 

くつろぎのポーズ

 最近のぎっくちゃんは、カーテンレールの上がお気に入り。
 ここならライバル(ぎっくちゃん認定)のビビを見張れるし、ブロッサム、通称ちびころに追い払われることもなくくつろげる。

「んー」
 ……多分くつろいでいるのだと思う。
 ちょっと自信がない。

それでもイヤ

 風切り羽がないので飛べないのに、何かというとカゴから飛び立っては床に落ちているビビ。
 自分でカゴに戻るのは不可能なのに、手に乗せてやろうとすると乗るのを嫌がって後ずさってしまう。
 しょうがないので部屋の隅に追いつめ、ここまで来れば乗るだろうと手を出したら、今度はその手をぴょんと飛び越えてとことこ歩いていってしまった。
 ……そこまでいやか。