小さな闘争心

 微妙に相容れない感じの2羽。

 ぎっくちゃんはビビにひそかな、しかし強烈な嫉妬を抱いているらしい。
 最近では、外に出るとお気に入りのプリンタの上ではなく、まずビビのカゴに近いカーテンレールに飛んでいく。
 そして、さかんにビビに威嚇されながらも、じろじろ見おろしている。
 しかも、人間様がぎっくちゃんに背を向けてビビをかまっていると、いきなり後ろから頭に飛びついてきたりする。

これさえ開ければ

 カゴの扉が開かないのは、ナスカンのせいだとちゃんと見抜いている模様。
 もっとも、見抜くまでに10年ほどかかっているが。

 こじ開けようとガチャガチャいじくっているヒューストン。
 ほぼ確実に開けるか壊すかすることが予想されるので、1サイズ大きな物への変更を検討中。

かくれてさえずり

 どうもぎっくちゃんは、人間様がドライヤーを使う時、その音に合わせてさえずっているらしい。
 らしい、というのは、ドライヤーを止めると同時にぴたりと鳴くのをやめて黙り込んでしまうため、現場を押さえられないからである。
 でも、たまに夢中になりすぎてタイミングを誤るらしく、ドライヤーを止めても1,2秒、そのままさえずっていることがある。
 そして、音がやんでいるのに気付くと、慌てて沈黙している。
 ……やっぱりぎっくちゃんだな、お前は。

ビビしっぽ

 ビビの後ろ姿。
 風切り羽がほとんどないのが良く分かる。

 ぎっくちゃん以上にちまっとしたしっぽ。
 ここまで短いとなくてもいいと思うんだが、そういうものでもないらしい。
 小さい小さいと言っているビビだが、具体的にどれぐらい小さいかというと、文鳥と同じ程度。
 頭とくちばしが大きいので大きめに見えるが、実はセキセイよりミニサイズなのである。
 でも噛まれると血が出るけどね。

あそビビ

 囓り系オモチャが好きらしいビビ。
 藁を編んだオモチャを一生懸命噛んでいる。

 こういう姿はぎっくちゃんに似ていなくもない。
 このオモチャ、輪っか状のものを止まり木に通してあるだけなので、噛んでいるとどうしても回っていってしまう。
 そこで、同じ場所を囓っていたいビビは、オモチャを片足で押さえて体重をかけ、動かないようにして囓っている。
 が、何しろ身体が小さくて軽いので踏ん張りがきかず、時々バランスを崩してオモチャと一緒に回ってしまっている。
 ヒューストンは同じオモチャをあっという間に粉砕してるのにねえ。

ぎっくちゃんの楽しみ

 自分の抜けた羽で遊ぶのが大好きなぎっくちゃん。
 毛引きの原因になることもあるそうで、本当はあまりやらせてはいけないようなのだが、あまり楽しみを持たないぎっくちゃんの唯一といっていい娯楽なので、大目に見ている。

 片足で持ってかじったり、しゃぶったり。いつまでもいじくっている。
 落とすとわざわざ拾いに行くので、相当楽しいと思っているらしい。

 いや、そんな下を覗かなくてもちゃんと握ってるから。落としてないから。