鳥いびき 2

 そういえばヒューストンだが、医者に連れていったところ、特に異常なところはないようですとのこと。
 まあ元気だし食欲もあるし、先生には逆らうしでいつもと全く変わりはないので、先生としては判断が難しいというのはあるのだろう。
 とりあえず、喉の炎症を抑える薬をもらって、改善しないようならレントゲンなどで詳しく診てみましょうということになっている。
 ところで「声を出して寝ている時、どういう様子かカゴの中を見てみましたか?」と先生に聞かれたのだが。
 鳥に気付かれないようにおやすみカバーをめくって中を観察するというのは、普通の人間には不可能な技です、先生……。

押し入れを尋ねて

 隙あらば押し入れの中に行こうと狙っているぎっくちゃん。

 何を覗いている。
 うっかりするとすぐ飛び込んでいってしまうので、最近ではぎっくちゃんを出す時には扉を閉めておくことにしている。
 ところが、すき間が少し開いているのに気付いたぎっくちゃん。カーテンの上からはるばる数メートル伝ってここまでやってきた。
 でも、世の中はそんなに甘くない。

「閉められちゃった……」
 中でフンするんだから当たり前だ。

札付きインコ

 ふと下を見ると、人間様が座っているクッションの下で、気付いてもらえるのを待っている人がいる。

 勝手に上がってこないのは感心だが、わざわざラベルの前にいるのには何か意味があるのか?
 実はこのピンクのクッション、中にパウダービーズが入っているのだが、このビーズが細かすぎて、インコが布を噛んで穴を開けると、そこからぽろぽろこぼれてしまう。
 なので購入後1年以上も使えない状態が続いていたのだが、この度、ようやく奴らが飽きてちょっかいを出さなくなったので、めでたく使用開始と相成った。
 いや、長かったね。

待ちどおしさのバロメータ

 人間様が帰ってくると、おかえりなさい鳴きならぬお帰りなさい走りをするぎっくちゃん。
 どうも、待ちどおしさ加減によって、走る時の気合いの入れかたも変わってくるらしいことに最近気付いた。
 ものすごく速く走っている時には、人間様の帰りを待ちこがれていた時。
 あまり走りにスピードが乗っていない時は、別にそれほど待ってもいなかった時。
 大変分かりやすい。

鳥いびき

 ぎっくちゃんを撮っていたら、何か言いたげな顔をして見ていたので1枚。

 カメラ目線してみた。
 最近、ヒューストンは「くぅー、くぅー……」と声を立てながら寝るようになった。
 声そのものは大変可愛らしく、昼間もこれぐらいの鳴きかたをしていてくれれば良いぐらいなのだが、ヒューストンはぎっくちゃんと違って寝ぐずを言う鳥ではない。不審に思ってカゴに耳を寄せてみたところ、なんだかプツプツ、プチプチ呼吸音がしている。
 何か呼吸器系がまずいような気がするので、予定を1週間繰り上げて病院送り決定。

お気に入りの場所

 ANA機の胴体着陸にはヒューストンもびっくり。

 お前には無理な芸当だね。
 この中途半端な場所がヒューストンはなぜか好きで、外に出るとしばらくの間、ここにとまって羽ばたいたり鳴いたりしして過ごしている。
 たまーにこうやって人間様と一緒になってテレビを見たりしている。