寒中水浴

 この寒いのに……。

 肩に乗せたまま台所へ行ったら、流しの洗い桶に水が張ってあるのを見て、急に水浴びがしたくなったらしいブロッサム、通称ちびころ。
 あの水の所に行かせろとさかんに催促するので、仕方なく水浴びをさせてやった。
 別に水浴びしたってきれいになる訳でもないのにさ。

油断大敵

 1週間ほど前に、近所の熱帯魚店でバジス・バジスを買ったら、それまでいた魚たちの調子が急に悪くなった。
 しかも、こういう時に限ってお気に入りの(しかも高い)魚ばかりがやられるもので、しっぽの横縞がかわいいコリドラス・ロビネアエとか、派手なツンデレ女っぷりが好きだったスファエリクティス・バイランティとかが、軒並み死んでしまった。さらに、コンゴ・テトラも2匹いるうちの1匹が、完全に尻尾が溶け落ちてしまった状態である。
 とりあえず水槽に塩を投入してこちらは何とかなりそうだが、一方で、増えて増えてしょーがないブラックモーリーは元気いっぱいで、今日も子供をばんばん産みまくっているのが、なんというか切なさ倍増だったりする。
 店の水槽の水が原因で魚が病気にかかるというのは割とあることだし、人間様もバジスを入れる時に注意はしていたのだが、今回は運が悪かった模様。
 というか、あの店ではもう生き物は買わん。

ただいま充電中

 ぎっくちゃん、久々の電池切れ。
 つい今しがたまで膝掛けにもぐって遊んでいたと思ったら、床で動かなくなっている。
 せっかくなので、いろんなアングルから写真を撮ってみよう。

 これは遠景。

 これは俯瞰。

 これは横から。
 前から撮ろうとしたら、充電完了したらしく逃げていってしまった。

下から見た日

 床に寝転がってカメラを構えてみた。

 寝転がるや否や人間様の身体にのぼってきて満足しているブロッサム、通称ちびころ。
 良く見ると目の下にぽやぽやと毛が生えている、

 カゴを伝って降りてきたら、下から見上げるカメラに出くわしたぎっくちゃん。
 どうしたらいいか分からず、とりあえず睨んでみている模様。

おうちへ帰ろう

 外出用ケージ=病院と分かっているヒューストンは、ケージが大嫌いである。
 ちょっとでも人間様が手に触れようものなら落ち着きをなくしてカゴのすみっこに逃げ込んでしまう。当然、病院に行く時も入れるまでが大騒ぎで、人間様が流血せずに移動完了すれば運がいいぐらいである。
 ところが、病院でカラーの交換が終わり、診察室へ人間様が呼ばれていったら(この病院では、治療の時は人間様は外で待つことになっている)、新しいカラーをつけたヒューストンが、自分からいそいそとケージの中に入っていくのが見えた。
 あれほど嫌いなケージに自分から入るなんて、と思って先生に聞いてみると、先生曰く。
「ああ、時々こうやって自分から戻っていってますよ」
 ……ふーん。

期待のまなざし

 ああ、何かを激しく期待されている……。

 まばたきもせずじっと向けられているつぶらなまなざし。

 身体までもわもわにして見つめるのはいいのだが、無言で見つめられても人間様にはさっぱり分からない。
 とりあえず、ヒマワリの種でも与えておくか……。

ぎっくの小さな冒険


 自分のカップ(本人認定)が出ているのに気付いたぎっくちゃん。
 そばに行きたくて人間様の膝にやってきたが、直接テーブルに飛び移るには空き場所がちと足りない。

 しばらく首をのばしたり縮めたりしてカップを眺めた後、まず人間様の腕に乗ってそこからカップに近付けばいいと気付いたらしいぎっくちゃん。
 勢いをつけて飛びついてきたものの、中途半端な所にとまったために自重で下に回ってしまってちょっと焦る。

 しばらくじたばたした挙げ句、ようやく登攀に成功。
 満足してとりあえず愛の告白。
 というかさ、このカップ、別にお前のじゃないんだけどね。