例によって、かまってもらいにやってきたブロッサム、通称ちびころ。
遊んでもらうのを待っているうちに……
……なんだか眠くなってきました……。
Z……。
そういえば、ブロッサム、通称ちびころももう10歳近いのだった。
やってることがいつまでも子供子供してるのでうっかりしていたが、良く考えてみたらそろそろおばさんかおばあちゃんである。
……
……少しは年相応に落ち着いたらどうだ。
押してみてます
猫なりに……
今日は実家。
暇にまかせて居間で茶を飲みながらマンガを読んでいたところ、隣の部屋で母と祖母が言い合いを始めた。
まーそのうち終わるだろうと知らんぷりしていたら、そのへんで昼寝をしていた猫がむくりと起きあがり、すたすた歩いていったかと思うと、ふたりが侃々諤々やっている部屋の出入り口にぴたりと座った。
しばらくそのままじっと座っていたのだが、どうも言い合いはなかなか終わらない。すると猫はおもむろに振り返り、何か言いたげな顔をして人間様を見つめ始めた。
……もしかして、仲裁してほしいのか?
ちょっとさびしい
つ・か・ま・え・た
桜と鳩
今をときめく靖国神社に桜を見に行ってきました。
三島由紀夫みたいな人とか参拝反対のシュプレヒコールの人なんかに遭遇したらどうしようとわくわく恐かったですが、普通に桜の名所でした。鎌倉の八幡様よりにぎやかだよ。
でもなんか、ざんぎり頭の変な国士か夏目漱石の「坊ちゃん」みたいな袴の人がいるんですけど……。
そういえば江田島で見た母宛の特攻隊員の遺書に
「もし僕に会いたくなったら靖国神社に来てください。
父と一緒に桜になって咲いています」
というようなのがありました。
やたらと手触りのいい靖国神社の鳩ぬいぐるみ。
馬やフクロウもいた。
1羽捕獲。
タグはちゃんと靖国ブランド。
ここの資料館では定期的に映画上映をやっているようなんですが、行ったら丁度やってたのが『明治天皇と日露大戦争』。なんかすごいタイトルですが、見てみました。
はっきり言って『男たちの大和』より面白いと思いました。
宇津井健の広瀬武夫は微妙でしたが。
明治天皇の台詞の言い方が明らかに昭和天皇のしゃべり方の真似で、思わず笑ってしまいました。
隣の席のオヤジが、ぺちゃぺちゃ、ゴリゴリ音を立ててアメをなめるのは何とかしてほしかったです。
桜と錨
青山霊園は桜の季節です。
向こうに見えるのは六本木ヒルズ。
今日は「軍神」広瀬中佐の命日だったりします。
旅順は寒かったでしょうが、お墓は桜の中です。
すんません、航海記更新さぼってます。
さて、今日はなぜこんな所に来たかというと、花見も兼ねて巡洋艦『畝傍』回航員の名前を調べに来たのでした。
防衛研究所の戦史資料にもなくて、どうしたもんかと思ってたんですが、そこでふと思い出したのがこの青山霊園に慰霊碑と墓があったこと。ここをチェックすればいいじゃーん、ととことこやってきたのでありました。
が。
墓、立ち入り禁止。
『畝傍』が遭難したのが1886年。つまり墓も慰霊碑も建てられてから120年ほど立っている訳で、倒壊の危険があるんですな。現に3メートルはあろうかという回航員たちの墓石は、倒れないようロープでそこらの木に結んである始末。で、10メートル四方ほどのその一角も、丸ごとトラロープで封鎖してありました。
遺族というか、子孫が墓参りする時どーするんだ、とか、そもそも子孫ももう覚えてないのかもしれない、とかそんなことを考えてちょっと淋しくなりながらも、ここまでわざわざやって来てそのまま帰るのはどうも納得がいきません。
で、自己責任でくぐりましたよトラロープ。
以下が墓の倒壊と管理人さんに見つかって怒られることにおびえながらも、決死の覚悟で突入してメモしてきた『畝傍』日本人回航員8名の名前です。防衛研究所にもないらしいので、ちょっぴり貴重な資料かも。
……いや、だからどうだという訳でもないんですが。
『畝傍』回航員(8名)
大尉 飯牟礼 俊住
大機関士 大友 彦六
機関師 佐藤 専一郎
機関手 古内 松次郎
船匠 網谷 幸吉
士官候補生 杉 成吉(? 良く読み取れず)
上等兵曹 市村 松甫之
一等兵曹 新庄 憲雄