PCを決める
この世界には4つの人種とみっつの異種族がいます。この中からひとつを選んでPCを作ります。なににしようかな……。
名前:シエナ・ベリカ(女・16歳) 種族:ブルーパー人 生い立ち:父・母が誰だか分からない 設定:子供扱いされたくない/困っている人を放っておけない 夢:世界を一周する ポリシー:夢を持ち続ける 絶対にしたくないこと:あきらめること 髪の色:金系 髪型:後ろで束ねる ファッション:軽装 眼の色:碧色 肌の色:褐色 性格的な特徴:気が強い 身体的な特徴:小柄 その他特徴:勇敢 アルバイト:船員見習い *名前以外の項目は、選択肢(ここでは省略)からの選択式になっています
|
初期情報からシナリオを選ぶ
初期情報から行きたいシナリオを選び、最初の行動(アクション)を書きます。
今回は、全部で7つの情報があります。
Aブランチ | 『セブンス・ブルー』で発見された謎の遺跡。その封印の鍵を握るイエナという少女を海軍は捕らえていた。が、彼女は隙を見て脱走、冒険者に助けられて定期船に逃げ込む。一方、イエナの双子の妹エマもまた、冒険者と共に姉を捜しに旅立っていた。 |
アクションキーワード: ・海軍の手からイエナを守る ・イエナと友だちになれるよう努める ・海軍と共にイエナを追う |
Bブランチ | ビギニンゲートのオークションに伝説のエンブレム『グランド・ブルー』のかけらが出品されるという。噂を聞きつけた冒険者や物見高い人、野望を抱く人たちでビギニン・ゲートは大にぎわい。さて、本当に『グランド・ブルー』は出品されるんだろうか……? |
アクションキーワード: ・オークションを楽しむ ・オークションの混乱を防ぐ ・グランド・エンブレムを手にする |
Cブランチ |
ビギニンゲートで年に1度の大イベント『料理コンクール』が開かれる。優勝者には『美食王』の称号と必ず美味しい料理が作れるという黄金のフライパンが贈呈されるとか。 だが、そんな話題の大会の裏で、冒険者の少女ポーシャはこんな会話を交わしている怪しい集団と出会う「ふふふ、完璧な計画だ。優勝者が決まる瞬間に我々が会場に乗り込んでお宝をゲッチューだ! 抜かるんじゃねえぞ」……赤バンダナに赤ブーツのこの連中こそ、悪名高い(?)海賊レッド・シャーク団だった! |
アクションキーワード: ・料理大会に参加・見物 ・海賊レッド・シャーク団に入団 ・少女ポーシャにちょっかいを出す |
Dブランチ |
セブンス・ブルーを回遊する亀のような形の島、タートル・アイランド。島に住む人は回遊ルートにある島々との間の行商で生計を立てていました。が、ある日突然、この島が止まってしまったので島民は大弱り。とうとう「島を救ってくれた人にはこの島贈呈」ということで人々に助けを求めました。また、少しでも解決の糸口がつかめればと、コガメ村の長老の曾孫のヒナコを中心とした調査隊が島の遺跡の調査を始めることにしました。 近くでは、名高い海賊ガルガボ率いるパイレーツアックスの船を見かけたという噂もあります。果たして島は再び動くのでしょうか? |
アクションキーワード: ・ヒナコと一緒に遺跡の調査隊に参加する ・海賊団パイレーツアックスから島を守る ・コガメ村でのんびりするのも一興かな |
Eブランチ |
ビギニンゲートにあやしげなチラシを配る美女がいた……なになに『グレート・ヒーローズ・ベイよいとこ一度はおいで。未知の紋章と自然がここにある!!(*上陸時には十分な注意)』? 桟橋の観光船『メリーフラワー号』で血相を変える老占師がいる……どれどれ「これはまた見事な『水難の相』じゃな。助かる者はおるまいのう」? 『メリーフラワー号』に乗っている伯爵の孫娘フィオリナが、冒険者たしに声をかけまくっている……ふむふむ「私、海を見るのは10年ぶりなんです! あなたはどちらからいらしたのですか?」? |
アクションキーワード: ・グレート・ヒーローズ・ベイに行く! ・メリーフラワー号にかかわる |
Fブランチ |
ドラゴンタスク近海で発見された島ホーリーブルー。そこには『全てを得るだろう 全てを無くすだろう』という伝承と共に、伝説の紋章が眠るという……が、今、そんな神秘の島に甲高い言い争いが響き渡っていた。 「あんたなんかにおねーさまを任せておけるもんですか!」 「オコサマは引っ込んでなさい!」 姉で冒険者のミーファと妹で海賊のルビア、ふたりは呪いの紋章でお子様サイズになってしまった姉妹のエステルを救うべく、伝説の紋章を求めて来たのだった……。 |
アクションキーワード: ・ミーファに協力する ・単独で『ホーリーブルー』探索へ ・3姉妹に関わる |
Gブランチ |
緑の島ピリカが徐々に石と化し始めた。島民たちの懸念に若き統治者ジェラール・バートンルイスは早速図書館で原因を調べ……あ、マンガ読んでます。というわけで、やる気のない弟に代わって姉のヒミィが冒険者に問題解決の協力を呼びかけた。 一方、街に謎のカワイイ生物を連れた全身が淡く光る女が現れたという怪情報が寄せられた。なんでも女と生物が通ったあとはみんな石になっているという……島の石化と一体どういう関係が? |
アクションキーワード: ・謎の女やヘンテコ生物に関わる ・ジェラールに関わる ・独自に石化問題に取り組んでみる |
やっぱちょっとシリアス目がいいかな、とAブランチを選択。とりあえずこんな感じでアクションしてみます。
|
最初のリアクションと次のアクション
さて、リアクションがやってきました。シエナの行動はどんな風になっているでしょうか……。
「大の大人が女の子を追い掛け回して、恥ずかしくないの?!」 シルヴィエ・ブルークレイン*は定期船船尾からそう叫ぶと同時にコチコチのエンブレムを発動させ、海面に氷を生み出して海軍の行く手を阻む。 「海軍に抵抗するとは!!」 とハヤト*の叫び声が聞こえた後、ハヤトの乗る手漕ぎボートは氷の上に乗り上げ、それ以上の航行は不可能となった。 「チクショー、待てぇー!!」 「よし、私たちの勝ちよ、リュナ。……リュナ?」 シルヴィエは側にいるはずの相方リュナ・ワールウィンド*がいないことに気が付く。しばらく後で、捜していたリュナが血相を変えてシルヴィエの元にやってきた。 「どうしたの?」 「お嬢、ここは逃げなあかん。海軍よりも怖い人間に出くわしてしもうたんや」 メイドのリュナの真剣な表情に、事の重大さを理解したシルヴィエ。言われた通りにその場から立ち去ろうとするが、遅かったのである。 「あなたたちね! この犯罪者ども。あたしは絶対に許さないからね」 この定期船の船員見習いをするシエナ・ベリカは、目の前にいる二人を絶対に逃がしはしないと両手を突き出し、いつでも紋章を発動できるように構える。 「あの、人違いではありませんか? 犯罪者だなんて」 「航路に氷を浮かべて進路妨害するし、他にもお客様がいるのに騒がしいし。これ以上の暴挙は許さないんだからね!」 海軍を追い払う為の行為が、定期船の人間には犯罪者として扱われても仕方がない行為だというのである。ケーブルシップのケーブルが全人類の共通財産ということは有名であるが、ケーブルによってその進路が決まっている航路に障害物を浮かべるのもやはり、一つの罪として扱われても仕方がないそうだ。 「ま、今回は見逃すけど、次にやったら海に叩き込んでやるからね!」 シルヴィエとリュナが頭を下げながら、船室に帰っていく。それに安心して振り返ると、 「たく、ガミガミ行って。もう、おばさんとちゃうか?」 とリュナの小声がシエナの耳に届いた。 「……本当に放り出すわよ!!」 『ごめんなさーい』 二人が声を合わせて謝った後、ちゃんと二人の姿が船室に消えたのを確認して、シエナは再び甲板の見回りを再開する。 「さ、もう余計なことしている人間はいないと楽なんだけどね」 彼女の仕事も大変なのである。
*印は他のPCです。
|
あらすじ
辛くも海軍から逃れ、ジビエ・ドー島に逃げ込んだイエナと冒険者たち。jここは海賊も海軍も隔てなく集い、席を並べて酒が飲めるというセブンス・ブルーでも唯一の場所である。だが、海軍はそんな“船乗りの聖地”を艦隊で封鎖、イエナたちをあぶり出すという作戦に出た。君たちは一体どうする? ・海軍の手からイエナを守る ・海軍と共にイエナを捕獲する ・エマと関わる |
リアクションの情報をもとに、次回のアクションを考えることにします。
ジビエ・ドー島は船乗りの聖地。そんな場所を艦隊で封鎖するなんて、船乗りから見れば横暴としか思えません。
そこで、イエナ逃亡の支援も兼ねて、ちょっとした騒動を起こすことを考えます。
|
2回目のリアクションと次のアクション
さて、今度はどうでしょうか……。
上陸を果たしたセイル**とパシアン**は海兵たちの見守る中、アコール**と彼女についてきた冒険者たちと顔を合わせた。 「どうしてこの場にイエナがいない? まさか本気で海軍と戦うつもりか?」 アコールに詰め寄るパシアン。 その間に素早く入ってパシアンに対抗するのはシエナ・ベリカ。 「そちらこそ、このソレイユ・ベタール(注:ジビエ・ドー島唯一のホテル)を土足で踏みにじるつもりなの!」 海軍と海賊が仲良く酒を酌み交せる場所。そんな貴重な場所を彼ら海軍はこれを機会に潰そうとするに決まっている。それを海で生きてきたシエナに見過ごすことなんてできない。 「海軍が恐くて船乗りができるかっての!」 シエナはそう言って啖呵を切る。 「生意気な奴め!」 パシアンが愛用のカトラスに手を掛け、それを止めるのがセイル。 「それでは、あなたはどうします? アコールさん」 「ちゃんと私の口から聞きたいわけね、大佐としては」 というアコールの言葉にうなずくセイル。 アコールが冒険者たちと共謀しているという事実が、海軍にとってはホテルをどうにかするためには必要なのである。セイルもアコールもそれを認めるとはじめから解っていた。それが、あくまで儀式のようなものだと解っていて、ただ牽制しあっているだけなのである。 けれど、その牽制は冒険者にある答えを導き出させるヒントとなったのである。 「そうはあんたの思い通りにはならないんだよ」 プリュール・ヴィジュエル*はマスケットをセイルではなくアコールに狙いを定める。セイルはパシアンはもちろんのこと、それに驚く冒険者たち。 「どういうつもりだ!」 「オレたちがアコールを脅し、ホテルを占拠してるんだよ。だから、アコールは無罪というわけ。なぁ、みんな!!」 自分たち冒険者がすべての罪を被れば、アコールとホテルは海軍に弱みを握られる事はない。それが解って、周りの冒険者たちも口々にブリュールに賛同して演技する。 「ふっ、馬鹿馬鹿しい」 「けれど、よく考えたと言っておこうかな。じゃ、冒険者のみなさん、それではたっぷりと海軍を味わってくれ! パシアン!!」 セイルはその場をパシアンに任せるとゆっくりと背を向けて歩き始めた。 *印は他のPCです。
**印はNPC(ノン・プレイヤー・キャラクター:PCではなくゲームマスターが操るキャラクターたち)です。 |
あらすじ
海軍と冒険者はイエナをめぐってジビエ・ドー島で追いつ追われつの戦いを繰り広げる。が、当のイエナが、自分をめぐって他人が争うことに耐えられなくなり、海軍に投降してしまった。予想もしなかったなりゆきに呆然となる冒険者とほくほく顔の海軍だが……。 ・海軍の手からイエナを救う ・海軍と共にイエナを守る ・エマと共にイエナを救う |
さて、次のアクションです。
イエナの勝手な自己完結ぶりにはプレイヤーとしては腹立たしいものがありますが、シエナにはそんなものは毛頭ありません。というより、自分を生意気呼ばわりしたパシアン(と海軍)に一泡吹かせてやるとやる気満々です。
ちょっとやる気の方向性が違っているような気がしますが。
|
3回目のリアクションと次のアクション
さて、どんな風に暴れているでしょう……。
「悪いけどあたし、結構根に持つタイプなんだよねぇ〜」 舵を握るのは航海士見習いのシエナ・ベリカ。 ちなみに彼女の後ろでは、冒険者をここま運んできた船員たちが縄で縛られうーうーと唸っている。ということで、ここはソレイユ・ベタールの常連の老商人ポワンから借りた商船である。 「わたしの必殺のギャグ、本当は海軍の人たちに使いたかったんですけど、スミマセン」 アリスン・ドール*は被害者である船員たちに頭を下げると、小走りでシエナの隣に並んで立つ。 「それで、この作戦は上手くいっているんですか?」 「外を見れば解るよ」 シエナに言われた通り、アリスンはそこから外の景色を眺めた。辺りは光で被われ、多くの人間が自分たちに注目しているのが解る。その人間たちとは勿論海軍であった。 シエナは上陸していった冒険者とエマが要塞に侵入しやすいよう自分たちが囮となることを決めた。しかし、その作戦というのが、このように船を使ったものであった。 「こんなことをして、この港に乗り着けている他の商船に被害が出たらどーするんだ!!」 とこの船の船長が叫ぶ。 「あの、それは大丈夫だと思います。ほら」 「ほら、じゃないだろ。酷いギャグ聞かせやがって! 船員の何人かなんか気絶しちまってる」 外の様子を見ていたアリスンが二人に外を見るように促す。シエナと渋々船長は目を外に向ける。 シエナたちの商船が怪しげな行動を開始し、海兵が集合した途端、他の商船たちは一斉に出港を開始したのである。彼ら商人たちは情報通である。どーやら海軍と喧嘩している冒険者たちの話も聞いた事があるのだろう。 「……だそうだ。じゃ、あたしがパシアン**にこの船ぶつけても良い訳だよね! さ、あの生意気な海軍士官を絶対に泣かす!!」 船はそのまま港に激突し、シエナ自身も酷い事になるのだが、今の興奮するシエナには先の事など見えてはいなかったのである。 *印は他のPCです。
**印はNPC(ノン・プレイヤー・キャラクター:PCではなくゲームマスターが操るキャラクターたち)です。 |
あらすじ
すったもんだの末イエナ救出に成功した冒険者たち。だが今度は代わりにエマが海軍に捕まってしまった。なんとか逃げ出した冒険者たちは追いかけてきた老商人ポアン(実は引退した海賊王ポアン・レスペ)の協力を取りつけ、エマ救出の準備をするためにイエナの故郷オンブル・シノワーズへ向かう。だが、戻ったイエナに向けられたのは「掟を破った者」という村人たちの冷たい視線だった。 ・イエナを海軍から守る ・海軍と共にイエナを取り戻す ・村の人々に協力を求める |
さーて、なにをしようかな☆