主役の13人 | 脇役の皆さん | Back | |
![]() あまり思い入れのないキャラクター紹介 脇役編 ![]() ![]() 地質学者。クレーク博士の助手としてクレアド星で『遺跡』の発掘に携わっていたが、異星人の襲撃により脱出、次々と大人たちが死んでいく中で13人の子供たちの保護者的役割を押しつけられることになる。自分が異星人だったことにショックを受けたカチュアがジェイナスを飛び出した際、連れ戻しに出て敵の攻撃を受け死亡。 ロディの憧れの人。大人としての立場を強調するためか(違うと思う)、ロディやバーツの前でオオルヌゥドで水浴びをしたり責任の重さに潰れかけて飲んだくれたり果ては酔った勢いでロディとキスしたり、今考えるとなかなかいいのかソレ的な行動を重ねていた。自分では「お姉さん」と言っているのにマルロやルチーナから「おばちゃん」と呼ばれ続けたのがちょっと気の毒。 ![]() クレアド星で『遺跡』の発掘を指揮していた。職業について地質学者とか宇宙考古学者とか複数の記載があるが、まあその手の学者。軍人がいなくなってしまった中で、子供たちを避難させようと孤軍奮闘するが、救助を求めに行ったジワイメルウ基地からの帰りに乗機を撃墜されて死亡……したらしいが、42話でククト星から救助される地球人捕虜の中にソックリな人がいる。 本の執筆はともかく、学者なのに小型機の操縦から練習艦の指揮までできる幅広い特技を持った人。その活躍はヒーローに匹敵するが、なにぶん外見がむさくるしいのでなにかとギャグのネタにされた。 ![]() ジェイナスの乗組員。2〜3話に登場。クレアド星からの脱出の際、艦長を始め幹部将校が全員戦死してしまったため、急遽指揮を執ることになる。執拗な異星人の攻撃の中なんとかジェイナスと避難民をベルウィック星まで送り届けようとし、最後は立ちふさがる敵の母艦に自爆突撃を敢行、これを排除することでジェイナスを救った。放映開始前の「宇宙版十五少年漂流記」というどこかのんびりしたキャッチコピーから内容を想像していた視聴者は、いきなり展開されたこの中尉の壮絶な突入シーンに度肝を抜かれたに違いない。 名前がないのはチョイ役だからではなく、1〜4話までに出ていた大人のほとんどにはもともと名前がついていなかったためだが……この人の場合、すでに中尉というのが固有名詞化しているきらいもある。 ![]() 駆逐艦『レーガン』艦長。大佐。異星人との戦争のために地球から派遣された艦隊の先遣部隊。敵宙域を単艦で航行するジェイナスをあやしんで確認のための通信を要求、13人を大慌てさせた。子供たちの奮闘もむなしくジェイナスが子供ばかりだというのを見破った(当然といえば当然だが)大佐は、彼らを保護しようとするが、子供たちの必死の抵抗を見てこれを断念、タウト星への進出を許可する。 その後、タウト星で13人と再会するが、さすがにというか今度は子供たちの行動を頑として認めず、後方への送還を命じた。が、直後に発生したククト軍との戦闘で部隊は全滅、戦死する。 ちなみに声をあてていたのは『宇宙戦艦ヤマト』の島大介役だった仲村秀生氏。言われてみればしゃべりかたには確かに面影があるが……あの島くんがこんなおっさんをやるようになったんだなあと思うとちょっとしみじみしてしまう。 ![]() 漂流する小型艇から救助された謎の男。「パパに似ている」というペンチの献身的な介護を受けるが、実はその正体は異星人だった。彼はケイトさんに“子供たちの両親がタウト星に捕らわれている”“この戦争は数年前の地球人のクレアドへの侵略が原因で起こったものだ”“カチュアはククトニアンだ”というメッセージを残し、敵と遭遇しかけたジェイナスを救うために囮となって出ていき死亡する。 後に子供たちが偶然このメッセージを聞いてしまったことが、カチュアの異星人騒動、ケイトさんの死につながっていく。 ![]() ククト軍特務部隊の隊長。少佐。23歳でこの階級というのもすごいが、実は最初の設定では33歳だったらしい。だから外見も23にしては異様に老けている。 『遺跡』奪還の命令を受けククト星に降りた13人を全員子供とは夢にも思わず追い回していたが、あと1歩というところで味方の別部隊に邪魔されてククト反政府主義者たちの捕虜になってしまう。その後『遺跡』を奪っての脱走に成功するが、すでに部隊は解散、休養の名目で戦力からはずされる羽目に。どうしてもあきらめきれず上官に戦列への復帰を望み一時は許可されるが、交戦中に反政府主義者もろとも葬り去られかけ逆上、とうとう味方に突っ込んでいった。その後生死不明。 地球人を母親に持つ混血で、地球を侵略者・敵と呼ぶククトではなにかとつらい目にあっているらしい。そのため、人一倍ククトニアンであることへのこだわりが強い。ロディに対してなんだか妙に敵愾心を燃やしていた……って、14歳と同じレベルでケンカされても……。 ![]() ククトの反政府主義者組織の一員。こんな名前だが男性。タウト星に捕らえられていた時に同じく捕虜になったロディと出会い、その後、ククト星では13人を保護して親探しに協力する。そして彼らを送り届ける名目で地球軍と接触、和平へ向けての会談を成功させた。 一見世間知らずのおっとりしたお兄さん風だが、言ってることややってることはかなりシビア。そのためか子供たちも、頼りにしつつも若干距離を置いていたようなフシがある。ぱっと見こわいが実は子供たちには結構優しかった(ロディは除く)ミューラァとは正反対。 ![]() ククトニアンの科学者で反政府主義者のブレーン的存在。幼少の頃両親を失ったミューラァの育ての親でもある。 アウトドア派だったクレーク博士と違い、どちらかといえば研究室にこもるタイプ。理性的で理想が高く、決して悪い人ではないのだが、まあなんというか、こういう人に育てられたのかと思うとミューラァがちょっと気の毒に思えたりもする。 ![]() サライダの助手。最初は存在感がなかったが、カチュアに対して親身になって接し保護者的な役目もするようになった。ジェダさん、サライダ博士とどうもいまいち子供の感覚に無頓着な人たちが多い中、細やかな優しさや気配りを見せて視聴者をほっとさせた。 最初の設定ではカチュアの姉だったらしい。そういえば、没案の中にはミューラァとカチュアが兄妹というのもあったそうな。 ![]() ククト星で13人が出会ったククトニアンの子供たち。反政府主義者として捕らえられた親を捜してやっぱり子供たちだけでここまでやってきたらしい。13人の食事を盗もうとして見つかり、ケンツを人質にして逃げたりしていたが、両方が同じ境遇であることが段々と分かるにつれうち解けていった。 彼らがらみの名シーンとしてはケンツとの別れのシーンをあげる人が多いが、わたしとしては橋の上からの「男の子たちの飛ばしっこ」を強く推したい。うらやましかったなあ、あれ。 | |||
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