隣人が変わっても、人の入浴を見るのが大好きな長門の変態ぶりは変わらない。
なんでそんなやばい趣味を持つようになってしまったのか……。
三菱一号館美術館の「三菱の至宝展」を見てきた。
三菱財閥の初代から4代目までが収集した古物や美術品、書物のうち、国宝12点、重要文化財31点を含む一部を展示しているもの。
一時期大ブームになった曜変天目茶碗もここの収蔵で、当然ながら今回出ている。
実は曜変天目にはあまり興味がないんだけれど、なんだかものすごいらしいので、妹を誘って行ってみることにした次第。
確かにものすごかった。

例によって展示品は撮影禁止なので、休憩コーナーにあったフラッシュ撮影すると曜変天目が写るパネル。
実際の曜変天目だが、照明が明るすぎて窯変が絵の具みたいになってしまっていていまいち感動がなかった。
本来は昼間の光の下とかで見ていたものだろうし、そのぐらいの明るさで見せた方が、昔の人が魅了された輝きが味わえただろうと思う。
後は、日本で最も古い徒然草の写本とか、マリー・アントワネットが持っていたと伝えられるイエズス会書簡集とか、東方見聞録の初期の版とか、なんかもう、価値のつけようがない資料がこれでもかと並んでいる。
当時の三菱のトップたちは、持っているとステータスになる美術品、工芸品より、学術貢献、社会貢献の視点から収集していたそうで、本気出した金持ちすごい、というしかない。
東京国立博物館でいろいろ企画展に行ってきた。
元々東博には、明治に法隆寺から皇室に献納された大規模なコレクションがあり、いろいろと移動とか作業の制限が厳しいこの時期でも、法隆寺ネタなら大規模展をやりやすいという事情がある。
実際、半分程度は東博の収蔵品が展示されていた。
仏像まわりは法隆寺から来た物で、おととし行った時に見た物も結構あったはずなのだが、ほとんど覚えていなかった。
まあ、ここは新鮮な気持ちで見られて得したと思っておこう、うん。

次に行ったのが「イスラーム王朝とムスリムの世界」。
マレーシア・イスラーム博物館の収蔵品を展示しているらしい。
聖徳太子と違って展示室2室程度の小さなもので、実はやっているのを知らなかったのだが、むしろ宝物展という感じでなかなか見応えがあった。
なおこの展示は撮影可能。




いろいろあったけど気付いたらアクセサリーばかり撮ってた。
これ全部本物のダイヤモンドとかルビーとかサファイアとかなんですよね……。

当時の風俗を分かりやすく示すためか、こういう絵もいくつか展示してあった。
これは特に気に入ったもの。オーストリアのルートヴィヒ・ドイッチュという人の「祈り」。

これも気に入った奴。
ポーランドのスタニスワフ・フレボフスキが描いた「モスク入口の貧者」。
最後に「国宝 聖林寺十一面観音─三輪山信仰のみほとけ」を見た。
三輪山の大神神社は今でこそ神社オンリーだが、昔は大神寺というお寺も同居しており、そこに奈良時代から祀られていたのがこの十一面観音。
明治の廃仏毀釈で寺が廃された時、聖林寺という別の寺に移された十一面観音や、他の仏像を今回展示しますという企画。
イスラムのやつよりさらに小さい、1室のみでの展示だったが、なぜか別料金で1800円取られる。
確かに十一面観音は素晴らしかったし、その他の仏像とかも良かったのだが、平成館を全部使ってた聖徳太子展が2100円、事実上宝物展状態だったイスラーム展に至っては、企画展のついでに無料で自由に見れるのを考えると、なんだか釈然としなかった。