『HAYABUSA』を見てきた。
あ、例の探査機の映画ね。
これ、500円で良かったです。
正規料金だったら暴れてたわこれ。
いや、多分「はやぶさくーん(はぁと)」ていうだけの作品だろうとは思っていたんですよ、いたんですけど……ほんの少しだけ、「はやぶさを帰還させるためのJAXA職員の戦い」みたいな管制室のドラマがあったらいいかなーと期待したんですけどね。
やっぱり「はやぶさくーん(はぁと)」というだけの作品だった。
まあ、伊藤英明が主役をやってそうな熱い熱い管制室のドラマを作られても、それはそれで困ったと思うけど。
それでもイトカワ到着あたりまでは、はやぶさをしきりと「君は」「君は」と擬人化して連呼するポエム系ナレーションが若干うざい程度で、まあまあ見れた。
冗長になりがちな間を、科学情報のうんちくや映像の工夫で良く保たせていたと思う。
が、イトカワ着陸後に行方不明になった時点でとうとう保たせるためのネタが切れたらしく、いきなりポエム路線が大爆走。
しかも、イトカワ到着まではあれだけ丁寧に手間暇かけて見せていたのが急にはしょりだし、あっという間に大気圏突入して終了してしまった。
ラストの、パラシュートで降りてくるはやぶさのカプセルに、どこからともなく飛んできた鳥のハヤブサがまとわりつくくだりに至っては、何だこりゃ? という感じだった。
しかも後ろの席の女がイトカワ到着あたりからずっと鼻をすすって泣き続けてるし。
涙腺ゆるすぎ。
結論を言うと、ニコ動の変態力動画のほうがずっと面白いし見せかた巧い。
ミューゼスCの帰還
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