夏の金魚

 ちょっと血迷った……。

 近所の神社でお祭りがあったのでぶらつきに行って、誘惑に勝てず金魚すくいをやってしまった。
 19匹すくったらおまけで2匹もらえたので、ベタが同族と間違えてケンカをふっかけないよう地味なのを選んだのだが、思わぬ伏兵ハニードワーフグラーミィが流金のひらひらしたしっぽに並々ならぬ興味を抱いてさかんにちょっかいを出しにくるので困っている。
 もっとも流金も流金で、いやなら物陰か何かに逃げ込めばいいのにただぼーっと泳いでいるだけなのが、何というか、野生を忘れた品種改良物というのを実感させられる。

 水合わせのために袋を水槽に入れた次の瞬間、好奇心満々の熱帯魚たちに取り囲まれる金魚。
 何が彼らをそこまで駆り立てるのだろうか。

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