チヌークに乗る

 オピニオンリーダーの研修で、陸自相馬原駐屯地でCH-47に乗ってきた。
 基地についたのが昼ごろだったので、まず隊員食堂でご飯を食べた後、ここに駐屯している第12旅団の災害派遣(福島県)の話を聞いて、史料館を見る。
 テレビでも時々やってたけど、福島第1原発の30キロ圏内で防護服着て瓦礫除去とか行方不明者捜索とかやっていたのがまさにここの部隊で、他にも警戒区域内の住民を避難させたり(行かないと言い張る住民を説得する所からやっていたとか)、とにかく大変だったらしい。

 史料館入り口にあった石のピクルス王子とパセリちゃん。
 陸自の制服姿がちょっと新鮮。

 この駐屯地は日本でもいちばん古い戦車部隊の基地があったところなんだって。
 今は部隊再編でヘリ専用基地になっているが、今でも史料館の前には戦車が飾ってある。

 ヘリのエプロン。
 山の中腹にあるので見晴らしがとってもいい。

 乗せてくれるヘリが降りてきた。
 多分飛行経路の確認とかしてたんだと思う。

 乗るのは後ろから。
 ローターの位置が高いので、海自のSH-60Jみたいに頭を下げてくださいとは言われないが、やっぱりというかダウンウオッシュが結構来る。
 おまけに後ろのローターにあるエンジンのあったかい排気がもろに吹きつけてきて気持ち悪い。

 このすき間は離陸後完全に閉められてしまう、
 ちなみにヘリの場合、浮き上がるだけじゃなくて、浮き上がった後前進を始めた段階で「離陸」と言うらしい。

 飛行機と同じで、離陸時は着席シートベルトだが、左上の赤いランプが青に変わると中を歩き回っても大丈夫。
 あと、ローター音がまともに響いてくるため、全員音遮断用のヘッドセットをつけている。そのため言語による会話はほぼ不可能。

 上空約1000メートル。

 操縦室。覗くのも写真もOKなのだが、コパイロットの人とバックミラーごしにたまに眼が合うのがちょっと気まずい。

 左:いくつかの窓はドーム状に外に張り出しているので、頭をつっこんで上下左右を肉眼で見ることができる。
 右:真下。夕方が近いので陰がものすごく長い……。

 真横。
 利根川(多分)と機体。

 なんかの山とローター。

 30分ほど飛行した後、基地に戻った。
 その後は倉庫でCH-47についての説明。
 ぶっちゃけると、あまり乗り心地は良くなかった。
 でかいだけあって中も広く、天井も高いので、歩き回っても窮屈感はないが、やっぱり音がハンパない。あと、音だけでなく振動もそのまま伝わってくるので(なんとなく電車に近い感じ? )、下手をしたらヘリ酔いする可能性があるかも。
 でもまた乗りたい。

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