そろそろ各地自衛隊で基地モニターの募集を見かけるようになりました。
実は人間様もオピニオンリーダーの前は海自の基地モニターをやっていたりしたので、検索とかでやってくるモニター希望の皆さんに、参考になるかどうかは分かりませんが、経験上見たことを書かせていただきます。
なお、これは海上自衛隊に限っての話です。陸自、空自については、それぞれの経験者にお問い合わせください。
○基地モニターの“お仕事”
基地モニターは、基地の各行事やイベント、見学に参加し、その経験を元に基地側から提示されるアンケートに答え、さらに意見を言うのがお仕事です。
参加するものとしては、大体下記のようなものがあります。
スケジュール的には、大体1ヶ月に1度か2度程度でしょうか。基地公開等、一般向けイベントが多い真夏や寒い真冬は少なく、春から初夏にかけてと秋に多い傾向があります。
○基地モニターが参加するもの
・行事系
進水式/引き渡し式
○周年記念行事等の記念式典
なんか特別な時の出港行事(海賊対処等) 等
・イベント系
観艦式/航空観閲式/陸自観閲式
自衛隊音楽まつり/定期演奏会
総火演 等
・見学系
艦艇・潜水艦見学
施設見学
航空機等体験搭乗
泊まりがけで他地方の基地見学 等
○報酬
若干出ます。
が、見学の時の交通費等はほとんど自前のため、トータルすると大赤字です。
○基地モニターに向かない人
・平日に暇が取れない人
見学や行事はほとんど平日です。しかも、月に1度とか2度とか平気であります。
なので、平日に有休等が頻繁に取れる人でないと厳しいです。
もちろん、全部参加しないと駄目というものではありませんが、基地側もある程度来てくれることを期待して、多くの応募者の中から指名するのですから、幽霊モニターになるぐらいなら辞退して他の人に譲るぐらいの配慮をしたほうがいいでしょう。
・日の丸、君が代が駄目な人
何かにつけて国旗掲揚、国歌斉唱が当たり前の世界です。そういうことにアレルギー反応がある人は避けた方が賢明です。
・TPOを読めない人
改まった席に着古した普段着で来るとか、厳粛な式典の最中、珍しい物が見れることに舞い上がってあたり構わず写真撮りまくるとか、そういう人です。
自衛隊はある意味、一般社会以上に「儀礼」を大事にします。
一応、モニターは「お客様」なので中の人は何も言わずにいてくれますが、TPOを読めないとやっぱり迷惑をかけるので、やめたほうがいいです。
・自衛官とお友達に、あるいはそれ以上のものになることを期待している人
もちろん、モニター期間中に仲良くなるということはあります。が、最初からそれを目的にモニターを狙うのはちょっとどうかと思います。
まわりも困ってしまうので、普通にトーキングフェスタ等に参加しましょう。
なお、基地によっては、自衛官と関係がある人はモニターになれないという規定があることもあります。
こんな感じでしょうか。
基地モニターになるには
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