ホームズ爆発しろ!

「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」を見てきた。
 感想は……銃撃戦と爆発のやりすぎ。
 ワトソンの新婚旅行の列車が超重武装の兵士たちに襲撃されるあたりから段々おかしくなってきて、挙げ句は林の中を走って逃げるホームズたちに向かって兵器工場の中から敵が大砲を撃ちまくる(それがマトリックスばりのスロー映像で延々表現される)というトンデモ展開。いくら第1次世界大戦前といってもさすがにそれはどうなのよと思った。
 もっとも、それをのぞけば悪くはない感じだった。
 最初は何かと噛み合わずホームズに振り回されていらついているワトソンが、ストーリーが進むにつれて以心伝心になっていくのは見ていて楽しいし、アイリーン・アドラーが早々に引っ込んだせいか、ワトソン夫人メアリーが意外に活躍するのが面白い。最後のモリアーティとホームズの対決も、このふたりならこの形はありだなと思った。
 個人的には、ワトソンが郵便局に忍び込んでモールスを打つシーンが結構好き。というかどこまで芸が広いんだワトソン……。
 ストーリー? この映画は物語じゃなくてアクションと登場人物のかけあいを楽しむ作品なので……。

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